見出し画像

ラブホテルで友達とおじさんとビールかけあった話

※注意
・民度終了
・汚い

________________________________


就活で仲良くなったESTP友達が
この度内定を頂いたということで!
一緒にお祝いをすることになりました。
わーい!おめでとう!!!
彼女はずっと一緒に頑張ってきた仲間なので、すごくすごく嬉しかったです。

お祝いの内容なのですが,
「ビールがけ」
ということになりました。
彼女の彼氏(50代バツ2)も一緒にとのこと。

え?

彼女の交際相手は彼女からよく聞かされていたので、
実際にお会いしたことはなくとも
よく存じておりました。
彼女の交際相手(以下彼氏おじさん)も、
毎回のように私のことを聞かされていたそうで
私のお仕事が決まった時など
大層感嘆されたご様子で、
お祝いを考えてくれたと言います。

しかし、ビールがけとは思いませんでした。
流石、住む世界が違うというか・・・。
驚きましたが、
私は違う世界の人とも積極的に関わることを大切にしています。
「これも経験だ」と思い是非と参加しました。
結果的に

ビールがけをする人間は馬鹿

ということが分かったので、
何故そう思ったかをエッセイにしようと思います。

まず、友達とx時間かけて辿り着いた「彼氏おじさん」の庭で、
2人で観光を楽しみました。
思い出話などたくさん話しました。

初対面の時、私たちは仲良くなれないと思いました。
彼女も、私のことは「自分が嫌いな部類の女」と思ったそうです。笑
彼女は私の1つ上で、
お空の上のお姉さんになるだけあって超絶美女なのですが
中身は完全におっさんなので友達もほとんどおじさんです。
それでも何故か私たちは仲良くなって、
就職に際して住むところが遠く離れるということで
別れを惜しんで旅行にまで来ているのは
感慨深いと話していました。

そして、彼氏おじさんと合流して
3人でビリヤードをしました。
友達はそこでショットを飲みまくったので、
ホテルに向かう頃にはベロベロに酔っ払っていました。
友達が通行人に急に叫んだりしてて驚きました。
後で聞いたらその辺りの記憶がないそうで、笑いました。
2人に「引かないで」と言われましたが、あ・・・うん・・・ごめん・・・。

私は2人とは別の部屋をとったのでそこに荷物を置いて、2人のプール付きの部屋に行きました。(もちろん寝る時も別です)
思ったよりとても広くて、豪華さに語彙力を失いながら動画を撮りました。笑
彼氏おじさんは今までに何度かビールがけをなさった経験があるそうで、
私がアルコールに弱いということで
すぐに水で洗い流せるようプールにしてくれたそうです。
友達に関しては全身でアルコールを摂取することができるらしく、
相変わらず人間辞めてんなぁ・・・とほっこりしました。

プールは冷たかったので、サウナで温まってからビールがけしようとなりました。
友達がお部屋にあった際どい水着を着たので、
ヤンジャンの表紙ごっこしました。
サウナの中で撮ったからか完全に◯Vのパッケージみたいになってしまいました。
こういうバカなことしてる時が1番楽しいです。

サウナから出て、よーっし!ビールがけするぞ〜🎵と
動画の録画を開始し、
それぞれ瓶を手に持った瞬間、
彼氏おじさんが意味の分からない速度で瓶をシェイクし始めました。

次の瞬間、今までに受けたことのない水圧の「ビール」が顔面にぶつかってきました。
この世の終わりみたいな悲鳴が上がります。

冷たい!!!!!
痛い!!!
目染みる!!
何も見えない!!!

女性2名が大絶叫の中、
「おめでとう!!!!!2人とも本当におめでとう!!!!!」
彼氏おじさんの邪悪な笑い声がプールに響きます。

(知ってたけど、このジジイ、ヤバい)
瞬時に思いましたが、
時既に遅し。

目が少し見えるようになった頃には、
いつもクソ強な友達が顔を覆ってしゃがみ込み、
その頭頂にバスローブ姿のおじさんがビールをぶっかけている
という世も末な絵面でした。

(思ってたのと違う)

(キラキラ女子みたいなキャッキャウフフを想像してたのに)

(なんだこれ)

(何なんだよこれえ!!!!!)

・・・え

(え?)

・・・戦え!!!!

内なる声に突き動かされ、
きゃーおめでと〜⭐️イエーイ!な動画を撮るためだったスマホを置き
映えをかき捨て
ビール瓶を全力をかけてシェイクしました。

ジジイに向けて。

でもうまくできません。

友達も頑張っていましたが、
経験者には敵うはずもなく。
結局ほとんどのビールは私たちの顔面にぶつけられ流れて行きました。

最後のビールを
「いや〜本当にすごい!」
などと言いながら私にかけたジジイは、その手で私をプールに突き落としました。
動画に残っていた私の悲鳴はまさに断末魔。

水に打ちつけられる衝撃を全身で感じつつ、安全に入水しました。
水冷たかったのですが、入ってみると結構気持ちよかったです。

プールサイドでは、友達がジジイによってプールに放り込まれそうになっています。
友達は
「 ちょっと待って!やめて!やめてええええ!」と叫びながら床にうずくまって拒否します。

(映えとは・・・?)

全てを諦めた私は、プールで泳いで遊び始めてしまいました。
「わーい!(虚無)
xxちゃんも入ろうよ!階段からそっとね!」
私の誘いに、
友達がすごく怯えた表情で震えながらそっとプールに入ってきて、
写真撮るよー!って言ったら
今から無体に遭う女性みたいな引き攣った顔でへにゃへにゃのダブルピースしてきてジワりました。

ビールを十分に洗い流すことができたのでプールサイドに上がると、
ジジイがまた爆笑しながら突き落としてきました。
計4回突き落とされました。最終的に

出典:ジョジョの奇妙な冒険 63 (ジャンプコミックス) 荒木 飛呂彦

になりました。
ちょっと多いかなあ!(半ギレ)

友達も何度か突き落とされて、
最後に柱につかまって拒否する友達をジジイが後ろから抱き抱えて
2人でプールに飛び込んでくる瞬間の写真は問答無用で爆笑する仕上がりです。
傑作すぎて、その写真をみると私たちは笑いが止まらなくなります。

結局みんなずぶ濡れになって、3人でサウナに入りました。
ジジイは私たちに水で反撃された時、ビール瓶を落としてしまい手に怪我を負ったらしく、血が流れていました。
流血とかウケますね。
※掃除して帰りました

こうして私が生きてきた中でも有数の馬鹿な思い出ができました。
こんなに馬鹿になったのは久しぶりで、清々しかったです。
激しく入水したせいで私と友達はポロリしてしまいましたが、
ジジイも当然のように全裸でベッドルームをうろついて、もはや何も気になりません。
人間通り越して動物の世界を知ることができ、知見が広がったと感じます。

これから私たちはみんな別の土地に住むことになるのですが、
彼女らのように全てを吹き飛ばすほどの勢いがあれば、
寂しさなんて関係ないんだと学びました。
このように素敵な機会を用意してくださった
友達の彼氏おじさん、
友達には感謝が止まりません。

お祝いの意味でやったビールがけは
・ゴーグルをしない限り目が痛すぎて何も分からない
・瓶で怪我をする可能性があり危険
・シンプルに馬鹿
以上の三点でなんの祝賀にもならないと分かったので、
大人しく経口摂取するべき
という方針を得る結果となりました。

この春の馬鹿卒業を祝して!
カンパイ⭐️🍻

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?