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52週マーチャンダイジングと日本の七十二候を楽しむ旧暦のある暮らし

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Hey! What's up people~!? 鎌田です。それでは編集者目線で気になった本をあなたにご紹介させていただきたいと思います。

今回はこちら、「日本の七十二候を楽しむ旧暦のある暮らし」でございます。

本書を拝読したきっかけは私が運営していた農業生産法人でアグリハックという生産工程管理の考えから発生したマインドセットを行っていくことで毎年、順調に売り上げを上げておりました。

生産工程を管理するためには出口の管理がとても大切です。つまり販売となりまして、「そんなの市場に投げればいいじゃん!」となりそうですが、市場だと、販売価格が安定しないですよね。

結果として今はAIを駆使してある程度価格を予測できる時代になったので販売先として考えても良いとは思いますけど、当時は相対取引か量販店の本部との直取引を主体としていました。

量販店では52週で販計を立てているので、それに合わせて生産計画を作っていかなければなりません。

そこでマーケットを考えていくうえで何かヒントにならないかと本書を手に取ってみました。

私だけではなく、人は昔から太陽や月のリズムを季節や月日などを知る手がかりにしてきたようです。

地球が太陽の周りを1周する時間の長さを1年とするのが、太陽暦となります。ユリウス暦をはじめとして、世界でも一般的なグレゴリオ暦は、太陽暦の1種です。

ざっくり説明すると、太陽を基準にして1年を基本的に365日とし、12か月に分けることとなります。一方で、52週というのは1年を7で割ると52週となって都合毎週、企画を立てるマーケを指します。

また、太陽暦と双璧を成すのが、月が新月から次の新月になるまでの長さを1か月とするのが太陰暦となります。

自然のリズムに寄り添う七十二候

二十四節季は立春にはじまり、二至二分といわれます春分、夏至、秋分、冬至の4つの時期に春夏秋冬それぞれの盛りを迎えて大寒で締めくくられて1年となります。

一方で七十二候は花や鳥や草木や自然現象にまなざしを向けていまして、言葉選びが良いんですよ。

農家として心に響くのが、生きとし生けるものの息吹に満ちた暦ということで田植えや稲刈りの時期など農作業の目安になる農事暦でもあるところかなと。

そして桃の節句や端午の節句などの五節句や節分、彼岸、八十八夜、入梅、土用などの雑節と呼ばれる季節の節目はみなさんご存じだと思います。これらは現在を生きる私たちの暮らしにも溶け込んで、年中行事としてなじみの深いものが少なくありません。

本書は、そうした二十四節気七十二候からみた旧暦の暮らしをテーマに今が旬の魚や野菜、果物そして季節の花や鳥のこと、その時季ならではの暮らしの楽しみや祭りや行事のことなど、さまざまな事柄をそれぞれの気や候の項目で紹介されていました。

マーケティングに古くて新しいこの考えを導入してみてはいかがでしょうか?生活にもマッチしているので刺さりやすいと思いますよ。

それではまたお会いしましょう!

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