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農業経営の基本。私が 1g 1円 以上の作物しか栽培しない理由

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Hey! What's up people~!? 鎌田です。ご自分の作られた野菜を直売所などで販売価格を決めるときは何を参考にされていますか?同じ種類の野菜を参考にしたり、スーパーの店頭価格で決めていませんか?

もちろんこれは間違いではありませんし、大切な指標の一つです。

しかし、あなたの生産価格がこれを超えているのであれば追随すると赤字で売ることになりますし、「それらの野菜はあなたの野菜ではない」のです。

「1グラム1円理論」というものがあって、私はシンプルにこれを軸に栽培品目を決めて損益分岐点の目標値を設定するなど、作物の値段の評価基準にしています。

「1グラム1円理論」とは、1円より高ければ「高い」、1円より安ければ「安い」とするものであり、食品だけではなく、自動車など工業製品にも当てはめられる普遍的な絶対基準とするものです。

自動車であると1台あたり1トンぐらいなので100万円以上だと「高いなぁ」判断できる基準となります。

肉や魚でも、バックリと100グラム100円がひとつの判断基準とした場合、肉でも鶏肉や挽肉は100円を下回ることが多いのですが、牛肉は言うに及ばず、国産豚肉やソーセージでも100円を大きく越えます。

ちなみにこの「1グラム1円理論」の究極の体現者は「1円玉」です。

これこそ「1グラム1円理論」を見事に体現しています。

食品別のグラム単価

主な食品について、家計調査の単位当たりの購入価格データと食品標準成分表のグラム当たりカロリーのデータから、グラム単価とカロリー単価を算出し、グラフにして見ました。

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農業はビジネスです。アグリハックは、農家が自らメーカーとなり、マーケットに向けた革新的な戦略を展開することを提唱します。私たちは常にお客様の視点に立ち、品質と価格のバランスを追求しながら、最も付加価値の高い作物を生み出します。自然とテクノロジーの融合を通じて、持続可能な農業経営を追求し、地域のニーズに応える生産体制を築きます。アグリハックは、農業の枠を超えた経営戦略のノウハウをお届けし、農業ビジネスの未来を切り拓きます。農業を革新し、地域との絆を深める、アグリハックの世界へようこそ。

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