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新入社員インタビュー①

2021年に新卒採用をスタートした女将塾。
今回は2022年に入社した外国人社員にインタビューしてきました!

【社員紹介】
ベトナム出身。5年前に来日しホテルの専門学校に通う。
現在は山形県鶴岡市の海辺のお宿一久で、唯一の外国人スタッフとして働いている。


―女将塾を知ったきっかけは何ですか?

ベトナムにいたころから、知り合いが勤めていたこともあって、もともとトラベルやホテル業界でのサービスの仕事に興味があったんです。

でも日本に来てからはとにかく日本語を勉強するのが大変で、どういう仕事をしたいか最初はあまり考えていませんでした。偶然、友達が銭湯に連れて行ってくれたのがきっかけで日本の温泉を知り、「温泉旅館でサービスしてみたい」と思うようになりました。そこで、色々と探しているうちに女将塾のウェブサイトを見つけました。


―山形に配属されたとき不安はなかったですか?

仕事について不安は全くなかったです。学生時代にアルバイトで働いた経験からも、とにかく何でも最初はやってみるしかないという気持ちでした。女将塾のトライアル&エラーの精神ですね。

最初に一人で山形に来たときは寂しかったですが、旅館の皆さんが暖かく迎え入れてくれました。また、私は山形の教習所に通って運転免許を取ったのですが、そこで新しく友達もできました!色んな話をできて楽しかったです。


―入社した時に心がけていたことはありますか?

入社した時から心がけていたのは、朝から暗い顔では幸せが逃げてしまうので、笑顔で返事をして元気に過ごすようにすることです。先輩に教えてもらったら、必ず「はい!」と元気に返事しています。分からないことがあったら、分からない言葉をちゃんと調べて自分から質問するようにしています。

先輩もとても個性的で、この人は親切でお客様へ気配りができるなとか、この人は仕事が丁寧だなとか、それぞれの強みがあります。自分の仕事の合間によく観察して盗めるようにしています。

サービスの仕事は毎日とにかく楽しいです。お客様の前に立って喋っていると自然と笑顔になってしまいます。どの業務も苦に感じたことはないです。




【普段の仕事の1日の流れ】

7:00 出勤、朝食準備

7:30 朝食提供、片付け

8:00 チェックアウト、お見送り、お部屋セット

10:30 朝礼

(休憩)

16:00 休憩終了、チェックイン

17:00 夕食準備

18:00 夕食提供、片付け

20:30 退勤



―仕事で大変なことはありますか?

だんだんと仕事を覚えてきて、任される業務も増えた分、自分で考えて行動しないといけないことです。一久では週末限定のお部屋食プランを出しています。お部屋食の担当者は1人で、他の先輩たちも忙しく働いているので、何か分からないことがあっても解決しなければならないです。最近の例でいうと、お部屋食の食器を片付けるための番重が足りず困ったときに、誰に聞いてどう解決するかを考え抜きました。結局は先輩がたまたま様子を見に来てくれて、解決したんですけど(笑)。

先輩たちは「次からこうしてね」と優しく教えてくれます。自分の意見や考えた結果の行動などが否定されることはなく、より良い解決策を一緒に考えてくださるので、とてもありがたいです。


―サービス以外の仕事もなにかやっていますか?

普段の仕事以外に、最近は旅館のインスタグラムでの発信もしています。館内や料理の写真を撮るときに、一番魅力が伝わりやすいように工夫しています。

実際インスタグラムに投稿された写真

宿泊者向けのフォローキャンペーンの企画にも挑戦しています。一久のお客様の大半はご年配の方なので、まずどうすれば見てもらえるのか考えています。あとは、文字やQRコードなどの配置を工夫したり、置く場所を考慮したりなど考えることが多くて大変ですが、泊まりにくるお客様に喜んでいただけるように頑張っています。一久の支配人も私の取り組みを応援してくれていて、相談しながら進められるのでとても心強いです。女将塾の他の施設の例も参考にしています。


―入社して9か月が経ちますが、何か変化はありましたか?

最近では、一緒に働く先輩たちから冗談で生意気だねと言われるようになりました。最初はひどい言葉なのかなと気にしていました。でも原因は私が先輩後輩問わず思ったことをすぐ口に出してしまって、それがアドバイスのように聞こえてしまうからだなと自覚しています(笑)。逆転の発想で、生意気だと言われないようにリーダー目指して頑張っていきます。

また、一緒に入社した同期が、旅館のおもてなし検定に合格したと聞いてやる気に火が付きました。次の試験は私も受けたいと思っています。


―将来の夢を教えてください。

夢は故郷のベトナムに旅館を作ることです。そのために日々サービスを磨き、ゆくゆくはリーダーとしてマネジメントにも挑戦したいと思っています。女将塾では、私の夢に共感して一緒にやってくれる仲間を増やしていきたいです。


夢をかなえるための第一歩として、外国のお客様に対応できるように英会話のレッスンを受け始めました。というのも以前外国のお客様がいらっしゃったときに、話の内容はわかるのにうまく話せず悔しかったことがあったんです。一久では英語が話せるスタッフが周りにいないので、自分から率先して外国のお客様を対応できるようになって、旅館全体に貢献したいです。仕事が休みの日は英語の勉強に充てていて、今後は英語の試験も受ける予定です。

ここまでで私は温泉旅館でサービスをしたいという夢をかなえてきました。だから今度は、女将塾で次の夢に向かって突き進んでいきたいです。