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20歳と80歳

私はついに20歳になった。
もう酒もタバコもギャンブルもできる歳だ。
なんだこれクズ人間3要素じゃないか。
つまり大人になるということはクソということなのか・・いや成人自体は18歳なんだから20歳というのはクズの許可証が発行される期間なのかもしれない。
ちなみに私は親の影響で酒もタバコも嫌いだ。
慣れているとはいえ嫌いなもんは嫌いだ。
そう思いながら酒は飲むんだけどね。
実際、お酒は美味しかったしタバコも吸ってしまえばハマる自信しかない。

さて、はえある20歳になった感想は「許された」だ。
年齢確認もちょっとしたバーに行って背伸び気分を味わうのも。
やっとこさ許された。
それと同時に10代という迷いと悩みの時代が終わった。
よく人生は20代で決まると言われるように挑戦の時代が始まったのだ。

怖がりながらも飛び込んでいかないとね。
そういうものを私は勇気と呼んでいる。

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私が20になってしばらくして、おじいちゃんが80歳になった。
日本人の平均寿命が81歳だっけ、大体80歳くらいだ。
つまりいつ死んでもおかしくないわけだ。
まぁこれから長生きしたいかどうかはおじいちゃんが決めるとして、人生を80年も過ごした感想はどうだろうか。
おじいちゃんは私の人生の4倍を生きている。
それって楽しいのかな?苦しいのかな?それとも飽きた?
おじいちゃんに会えるわけでもなく、直に質問する気もあまりないので真相は闇のなか。
ただ、私なら80年も生きるのはとても面倒だと感じた。
多分、30歳くらいで大体やりたいことをやり終えそうだ。
長くても40歳くらいだろうか。
そもそも私はまともに生活できているのだろうか。
それこそ真相は闇のなかであり、一寸先は闇だ。


80歳を超えたおじいちゃんはこれからをどう生きるつもりなのだろう。
どう生きようと本人の自由なのだがせっかくなら人生を楽しむ工夫をしてほしい。
時代が変われば人もかわり価値観もかわっていく。
80年という時代をこれからの人生と比べて今しかできないことをやってほしい。
20の若輩者がなにを言っているんだという話だが、なんとなくそう思った。



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