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夏の空に、君思う。

青く澄んだ青空が広がっていると思ったら

急に暗い雲が出てきて強い雨を降らす

それからすぐに雨が止んで、青空が広がる

その繰り返し

夏の空はコロコロと表情を変える




まるで君のように




笑ったり

泣いたり

怒ったり


様々な表情を見せてくれる

そんな君から目が離せなくなった


君は僕の心をあっという間に奪っていた






君がいなくなってどれぐらい経つだろう



君を思い、空を見上げる



君は今どこにいる?




僕のこと見守ってくれてる?


夏の青空のようなキラキラした笑顔でいるかな




会いたいよ



君に会いたい 




目の前の景色が滲み出す



その時、空に暗い雲がモクモクと広がり始めた



ポツポツと落ち始めた雨は



あっという間にザッと勢いを増して降ってきた



激しい雨は



周りの音を掻き消していく




雨音に混じって



私も会いたい



愛しい君の声が聞こえた気がした




君も泣いているの?


泣かないで


僕はここにいるよ




彼女を慰めるように




空に手を伸ばした





〜あとがき〜
最近の不安定な天気、そしてお盆期間から構想を得て書きました。故人の霊がこの世に戻ってくると言われるこの期間。今は亡き大切な人に想いを馳せてはいかがでしょうか。
※この作品も男女不問です。主人公は男性になっていますが、女性に変えて読んでいただいても大丈夫です。

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