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父親とバンドの話  第1話

父と親バンドの話

第1話

 僕は高校の3年生で、今年卒業を控えている。僕はギターを弾くことがものすごく得意で、バンドの中ではリーダーとして曲を作る中心となって活動している。僕は卒業したらすぐにでも東京に行って必ずプロになって活躍してやろうと考えている。僕には曲を作る才能があると、自負しているのだ。しかしそのことを父親に話すと、父は「お前みたいな者がプロになれるはずがない!甘い考えは捨ててお前は卒後したら絶対に大学へ行くんだ!!」と言って怒鳴った。僕は「どうして分かってくれないんだ!僕は自分の才能を埋もれさせたくないだけなのに!」と歯がみして悔しがった。しかし父親は頑として引こうとはせず、「絶対に大学へ行くという選択以外許さないからな!」と怒鳴った。僕は泣いて悔しがったが父親が一度言い出したら絶対に引かない性格であることをよく知っていたので、それ以上何も言えなった。しかし僕は親のいいなりになんてなるつもりの全くなかった。だから僕は一人暮らしするためのお金を工面するために、その日の内にバイト雑誌で高額バイトを探し出し、明日面接に行ってやろうと考えていた。

父親にたとえどんなに反対されたとしても、僕はバイトでためたお金で東京へ行くつもりだ。僕はその日は明日に備えていつもより早めに就寝した。翌朝、耳慣れ無い目覚ましの音で目が覚めた。僕は布団から手を出してその時計を止めた。だけど次の瞬間驚いて僕は飛び起きた。なんと隣に母親が寝ているではないか!!僕は一体どうゆうことだ!?と困惑したが、見てみると僕がいつも寝ている部屋とは全く様子が違う。「そうだ!ここは親父の部屋だ。僕の勉強机も何もない。その部屋は間違いなく父と母が寝ている部屋だった。僕は慌てて飛び起きて洗面所に鏡を見に行った。次の瞬間僕は絶句した。「親父だ!俺、親父になってしまっている。一体どうゆうことだと思って慌てて僕の二階の部屋に駆け込んだ。次の瞬間僕はまたも絶句した。僕だ!そこには間違いなく僕自身がスヤスヤと寝息をたてて寝ていた。僕は訳が分からなかったが僕は僕自身を叩き起こした。すると僕は眠たげに目をこすっていたが、次の瞬間絶句した。「俺だ!俺がいる!どうして俺自身が俺の姿を見つめているんだ!?」その驚きっぷりを見ながら僕はようやく気が付いた。どうやら僕は親父と心と体とが入れ替わってしまったらしい。僕がそのことを父親に話すと、父親は「そんな話到底信じられん!」と言いながら洗面所ㇸと駆けて行った。次の瞬間洗面所から絶叫が聞こえてきた。

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