視線恐怖症の症状・原因・影響などを詳しく解説!
本記事では、対人恐怖症の1種である視線恐怖症について、症状・原因・影響などを元カウンセラーの筆者が詳しく解説していきます。
視線恐怖症は、他人から見られることに対する強い不安や恐怖を感じる状態です。
1 視線恐怖症の症状
視線恐怖症の症状は、以下のようなものが挙げられます。
視線への過剰な意識: 他人が自分を見ているかどうかに対して過剰に敏感になる。
不安や緊張: 他人と目を合わせたり、見られていると感じたときに強い不安や緊張を感じる。
回避行動: 他人の視線を避けるために、目を逸らす、視線を下に向ける、社交的な状況を避けるなどの行動をとる。
身体的症状: 心拍数の上昇、発汗、震え、動悸、顔面の赤みなどの身体的症状が現れる。
2 視線恐怖症の原因
視線恐怖症の原因は、個々の経験や心理的な要因、遺伝的要因など、様々です。一般的な原因には以下のようなものがあります。
トラウマ的な経験: 他人から見られることで、恥ずかしい思いをしたり、嫌な経験をしたことがある場合、それが視線恐怖症の原因となることがあります。
自己評価の低下: 自己評価が低いと、他人から見られることに対して過剰に反応することがあります。
社会的プレッシャー: 社会的な期待やプレッシャーによって、他人から見られることが恐怖に繋がることがあります。
3 視線恐怖症の影響
① 他の恐怖症の発症
視線恐怖症は、単体では生活に大きな支障を及ぼす症状ではありません。
しかし、視線恐怖症を持つ方は、会食恐怖症(人に見られていると食べられない)や、本noteのメインテーマである排尿恐怖症(人に見られていると排尿できない症状)のような他の恐怖症も発症しがちです。
特に男性の方は、トイレで周りから見られた状態で排尿する必要があるため、視線を感じて排尿できなくなる人が多いためです。
会食恐怖症や視線恐怖症を持つ人は、それらの克服に先に取り組むべきだと言えるでしょう。
ちなみに筆者も元排尿恐怖症ですが、下の方法で克服しています。
②その他の影響
その他、以下のような影響もよく見られます。
社交的な回避: 社交的な場面を避けるようになり、友人関係や仕事に影響を及ぼす可能性があります。
自己評価の低下: 他人からの視線を恐れることによって、自己評価がさらに低下することがあります。
生活の質の低下: 恐怖や不安が強くなると、外出や社会参加が困難になり、生活の質が低下することがあります。
4 まとめ
本記事では、視線恐怖症について解説しました。視線恐怖症は、単体では生活に大きな影響を及ぼしますが、筆者のnoteで専門領域としている排尿恐怖症などとも関係してしまいます。
対人恐怖症は、1つ1つの症状を克服していくことが大切です
今後も様々な記事を書いていきます。よろしければご支援頂けますと幸いです