人がいるとトイレできない…それ、排尿恐怖症かも?克服した経験も!

排尿恐怖症とは?

排尿したいと思っても、周囲の人の存在から排尿ができなくなる恐怖症です。この記事では、排尿恐怖症の症状、原因、とリスク、克服など排尿恐怖に関して様々な面から詳しく解説していきます。

男子トイレの小便器

1. 排尿恐怖症の症状と原因

トイレの構造の違いから、男性と女性で症状は以下のように異なります。
☑男性の場合、周りに人がいると小便器で排尿できない
☑女性や症状が進行した男性の場合、人の気配があると、個室トイレで排尿できない

排尿恐怖の原因は、身体的な要因ではなく心理的な要因です。何らかの恐怖心により、膀胱頸部筋が締め付けられることで生じます。

2. 排尿恐怖症のリスク

☑症状の進行

排尿恐怖症は排尿時の自意識過剰により、数年を経て症状が進行する人が多いです。男性の場合、
①混雑したトイレで排尿に時間がかかる
②混雑したトイレで排尿できない
③隣に人がいると排尿できない
④離れた所に人がいても排尿できない
⑤人がいないトイレの小便器でも人が来るか気になって排尿できない
⑥個室でも排尿できない
というパターンでの進行が多いようです。
友達の場合だけ起こる、知らない人の場合だけ起こるという人もいます。どんどん下のような影響が大きくなるため、症状が軽いうちに進行を止めたいところです。

☑人間関係・仕事への影響

排尿恐怖症になると、排尿困難な機会を避けるために、旅行や人が多い場所に行くことを避けて人間関係に影響が出る人が多いです。
また、「常にいつトイレに行くか」を考えてしまうことでストレスが貯まりやすく、水分補給や排尿を我慢することも増えるため、仕事にも影響が出る人が多いです。

☑健康への影響

排尿の我慢の機会が増えることで膀胱に過度な圧力がかかり、膀胱障害や尿路感染症のリスクが大きく高まるようです。また、尿中のミネラルが濃縮され、尿路結石を引き起こすリスクも高くなります。
⬇実際、僕も血尿になりました

☑子供への影響

排尿恐怖症の親の影響で、子供も排尿恐怖症になってしまうことも多いようです。親を見て周りに人がいると排尿できないという意識が刷り込まれたり、男子でも個室で排尿する習慣になりやすいためだと考えられます。

4. 問題点

排尿恐怖症の割合は正確には推定されていませんが、高所恐怖症などと比べると非常に少数とされ、社会的に一般的な恐怖症ではありません。そのため、以下のような点が問題点となっています。

☑社会的な理解がない

排尿恐怖症に配慮したトイレ設計がされている国はありません。例えば男性の場合、他人と至近距離で問題なく用を足せる男性がほとんどのため、世界中で小便器が個室化されていない。

☑薬がなく、情報も少ない

医師やカウンセラーにも知られていないことも多く、特効薬などなく、尋ねても治療法の情報を得られない。

5. 排尿恐怖症の克服

排尿恐怖症は、先天的な障害ではないです。
実際、小学校低学年ぐらいまでの年齢において、排尿恐怖症の子供はほぼいないようです。何かしらの精神的原因で青年期に発症する場合が多いです。病気ではないので、困ったことに、「この薬を飲めば絶対治る!」みたいなのがないんですよね。そのためか、インターネットや書籍で色々調べても克服に関して書かれていることはほとんどありません。
一応私も排尿恐怖症に長年苦しんだのですが克服済みで、こんな感じで克服したってのを下の記事で書いてます。

6. まとめ

☑排尿恐怖症の放置は、健康、人間関係、仕事など様々なリスクがある。また、症状が進行するリスクも高い。
☑排尿恐怖症は、病気や先天的な障害ではない
☑あまり一般的な恐怖症ではなく、情報や薬がない

今後も様々な記事を書いていきます。よろしければご支援頂けますと幸いです