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迷った時の選択方法

私には、高校生の時に私の人生を変えてくれた恩人がいる。
頑張り時を私に教え、目標に向かうための手助けをしてくださった人。

そんな人と久々に連絡を取って、思ったことがあったのでここに残しておきたい。

その方のことをここではコーチと呼ぼう。
私は高校の時 卓球部に所属しており、部活だけでなくクラブチームにも通っていて、コーチはその時お世話になった方だ。
高校1年〜高校3年のインターハイまで教えてもらい、引退した後もバイトで雇われて
なんだかんだ4年くらいはコーチの元で卓球をしていた。

コーチはとても「話すこと」を大事にしている人だった。
技術が高いのはもちろんで、他のクラブチームの人と技量は変わらないと思う。
だが、他の指導者と違うのは、選手とよく向き合い、話していた、ということ。
選手自信がどんな将来を描いているか、どこまで上達したいかの目標をコーチは聞き、
そこから各選手に合わせて練習メニューや、進行速度を考えていた。

一見、目付きが鋭く、関わりずらい人だが
話してみるとよく私の話を聞いてくれ、誰よりも理解者になってくれた。
卓球のことも、根本的な部分から徹底的に教えてくれたのだ。

全てをここに記そうとすると、とてもとても長くなってしまいそうだ。またどこかの機会で振り返ろうと思う。

話を戻そう。
今回、コーチと連絡を取ったのは1年ぶり程。
TVアニメ「鬼滅の刃 刀鍛冶の里編」を気に繋がった。

卓球のコーチとアニメで繋がるのも不思議な話だ笑

もうこれは趣味みたいなものだ。
コーチは、マンガを読むとき「卓球の戦術や考え方」に置き換えれないか、という視点で
作品を選んでいる、らしい。
コーチのお気に入りはスラムダンク。
シンプルに漫画としてとても面白い作品だが、試合の時の彼らの脳内分析や、強豪校に向かう鉄心石腸な姿勢…スポーツをやる上で参考になることが多いのだ。
私はコーチから他にも色んな漫画をおすすめされ、読んでみた。
一方で、当時私は鬼滅の刃の漫画にどハマりしており、毎日漫画を読んでから部活に行っていた。
時には、「壱の方…」と心で唱えながらサーブを出していたのだ。(これを厨二病というのだろうか)

そう、そこまでハマって、尚且つ卓球の戦術に落とし込める点が沢山あったので
私はコーチに鬼滅の漫画を勧めてみた。
最初は「なんか最近はやってんね。勢い出して戦う系でしょ」と、戦術は無いだろ発言をされてしまった…のだが、私のゴリ押しで
そこまで言うなら、と折れて読んでくれたのだ^^

そしたら、コーチもどハマり、2、3往復読んだとか言っていた。笑

鬼滅の漫画、コーチの技術指導、時には人生の話、一緒に時をすごしながら私は大きく成長させてもらった。

前置きがだいぶ長くなってしまった。
私はコーチから数々の教えを受けできたのだが、
その中で今回、この機に改めて心に刺さった言葉がある。

「結局は好きか嫌いか」

今回、久々にコーチとのトーク画面を開くと
その言葉が目に飛び込んできたのだ。  
この言葉は、コーチが私にLINEで送ってくれた過去のメッセージで、私がアナウンス機能を利用していつでも見れるようにしていたものだ。

コーチは、練習の後よくLINEをしてくれた。
今日は何が良くて何が悪かったか、もっとここを鍛えた方が良い、とか色々。
その言葉たちを私は LINEのアナウンス機能を利用して、振り返って見ることで日々のモチベーションにしていたのだ。


この言葉を再び見て、なぜ心に響いたのか。
それは多分、私が現在なにかに迷っているからだろう。
迷いながら生きているからなのだろう。
人間の毎日は選択の連続だ。
その選択の重荷に大小はあれど、私たちは毎日多くの選択をして生きている。
となれば、時には立ち止まって病んでしまうほどに悩むこともあるのだ。

最近、私が将来へ漠然とした不安を抱いてることについて
相談に乗ってくれた人がいる。

私は彼女にこう打ち明けた
「将来自分がどんな社会人になるか不安だ。今は大学生として勉強しているが、暗い顔で電車に揺られるサラリーマンにはなりたくない、だが安定した収入は欲しい、結局はどうしたらいいのか。私は将来どうなるのか。」

彼女はこう言った。
その時その時でやりたい事、楽しい事をやればいい。積み重なって、結果あなたの人生を作る。その繰り返しだ。」
こんなニュアンスのことを私に告げてくれた。

回答はあれでよかったのかと
少し気にかけてくれていたみたいだが、そのような心配は全くなくて大丈夫でした。
むしろ、色々話を聞いて頂いてしまって
こちらが申し訳なくなる程に、
素敵な言葉をくれた。

私がどんな回答を求めていたかは覚えていないが、少なくとも優等生みたいな模範解答は求めていなかった。
その日は、夜更かしして深夜に話していたのだが、
話を聞いてもらった後はぐっすり寝れたのを覚えている。

そんなふうに、私の心を響かせてくれる人の存在が、
私の足を1度止めて、過去を振り返る機会をくれる。そして、また前に進む勇気をくれる。
本当にありがとうございます。


人は誰しも“選択”という壁に悩まされるのだと思う。

ここで、もう1人。選択する時のアドバイスを私にくれた人を。私が大好きな作家さんの言葉をご紹介したい。

「どちらを選ぶか迷ったら、
役に立つか立たないか、ではなく、
好きか嫌いかで選びたい。
好きか嫌いかでも迷ったら、
良い香りがする方を選びたい。
それでも迷ったら、たぶんどちらも、必要ない。


F『いつか別れる。でもそれは今日ではない』より


今回ご紹介した3人の方、皆さん同じようなことを言っているのだけど
その人その人の背景が違く、
私との関係性も違く、
私自身、受け取った時の精神状態や環境も、違う。
そして、同じ言葉を再び聞いても、
受け取り方、感じ方は違う。
だから言葉とは面白く、愛おしく、時には少し切なくなるのかもしれない。

また、この言葉たちに救われる時が
そう遠くない内に、きっと来るだろう。

その時、私はどんな人間に成長しているだろうか。



とりあえず今は、忙しいけど充実した大学生してます。
さぁ明日は何時に起きれるかなぁ…笑

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