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容疑者Xの献身

テレビで私の大好きな映画、容疑者Xの献身がやっている。
この映画に出会った時のことはよく覚えている。

友達とカフェでお茶しているときにカフェのモニターでこの映画が流れていた。何か面白そうだということでその後、その友達とTSUTAYAへ行きレンタルした。

私の家でDVDを見た。最初は流し見程度で見ようかと思っていたが、序盤の殺人のシーンで一気に引き込まれた。

この映画の魅力は、堤真一演じる石神という男の存在感が大きい。
隣人の花岡靖子に密かに好意を抱いている。
靖子がストーカートラブルがきっかけで自宅で殺人を犯してしまうのだが、その隠蔽しようと石神が動く。
そのトリックが秀逸で、みてる途中は??な部分が結構あったりするが、最後の最後で衝撃の展開が待っている。

石神は冴えない数学教師で恋愛なんて無縁の生活を送っているのだが、花岡靖子のためにとんでもない犠牲を払い守ろうとする。
石神の不器用な愛が表現されている。

石神が幾何と見せかけた関数の問題を作ったように、この映画はサスペンスと見せかけたラヴストーリーだと思う。人を愛することの尊さ、愛という論理的に解決できないものの儚さ みたいなもの感じた。
見終わった後はしばらくその場から動けなかった。

ガリレオシリーズは全く見ていなく、この映画もよくある人気ドラマの映画化くらいにしか思っていなかった。福山雅治の「実に面白い」のような決め台詞もコメディっぽくてあまり好きな感じではなかった。

偏見を捨てて何でもやってみると、新しい発見があったりするもの。
そしたら人生を変えるような出会いがあるかもしれない。





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