マンションの床面積

マンションのパンフレットや販売図面には専有面積の表示があります。

専有面積とは住人が独占的に使用できる部分です。

専有面積には2種類の表示があります。

通常パンフレットや販売図面に表示されるのは「壁芯（へきしん）面積」です。

（グレー部分が壁、黒い部分が柱）

上記図の壁中心部の赤点線で囲まれた部分を壁芯面積といいます。

「内法（うちのり）面積」は内壁で囲まれた部分の面積です。

これは区分建物の専有部分を登記する時に表示する面積で、法務局に保存している登記情報は内法面積で表示しています。

パンフレットや販売図面に表示している壁芯面積よりは若干狭くなります。

また固定資産税・都市計画税の算出は、廊下などの共用部分も含めた「現況床面積（課税床面積）」が基準になります。

マンションを購入するときに各種減税を利用する場合、床面積によって適応外になる場合があります。

「住宅ローン減税」「登録免許税の軽減」は内法面積（50㎡以上、※新築マンションの場合住宅ローン減税は40㎡以上の特例あり）で判定、「不動産取得税の軽減」は現況床面積（50㎡以上240㎡以下）で判定していますのでご注意くださいね。