Hiro Yamada
今日 3/16 の 9:55 頃に、愛犬が息を引き取った。てんかんの発作が原因だった。 先日、うちに来て4年を迎えたばかりだったこともあり、気持ちの整理が中々追いつかない。あまりにも短い犬生。 この投稿を書き始めた段階で既に12時間以上経過しているけれど、ここまで目を泣き腫らしたのは後にも先にも今日だけかもしれない。 普段から涙を流す方ではないけど、今日ばかりは止まらない。 まる(愛犬)は、産まれて間も無くして天草で保護されたと聞かされている。 その後、都内の動物愛護団体
"この先なんか良いことあるよ" 離婚届が受理された翌々日に、両親へ報告した。 良くも悪くも、両親は元嫁のことが大好きだった。 母はヨリを戻すことが出来ないのかと聞いてきけれど、父は僕たちの決断を尊重して何も意見をしてくることはなかった。 僕自身の未熟さと至らない部分が、彼らだけでなく元嫁の両親のメンツを潰したことは充分に理解している。それでも、父は前を向いて歩き続けようと勧めてくれた。 その優しさに、心から感謝しつつ、逆に罪悪感が上乗せされた感もある。 正直なところ、未
“今から離婚届を提出します。“ そんな LINE がポンっと飛んできたとき、返信をせずにまじまじとスマホの画面を眺めた。 妻は、決めたことは何事も行動に起こしてみるという意思の強い女性だ。 もちろん、それに関して良し悪しはあるけれど、行動が出来ること自体はとても尊敬している。後悔するくらいなら行動してみよう、それが彼女のスタンスだ。 だから、彼女が最後の最後で心変わりすることがないのは分かっていた。 けれど、それでも、実際に提出するんだと知ったときはどう反応していいか分
“私は時間が必要で、あなたは大事な人を失う経験が必要” 妻に言われたその一言は、正論で理にかなっている。 これまでの僕の行いや発言に疲弊している彼女の心は休息が必要である。 また、僕自身これまでに大事な人を失った経験がないという彼女の指摘も正しい。 と、ここまで書いてから約2週間が経過した。 自分の感情を整理をする為に書いているのにも関わらず、自分の感情がコロコロ毎日、それこそ毎時間と変わってしまい言語化することが出来なかったからだ。 某学者さんによると、人間が悲しみ
“元の鞘に収まることは出来ないのかしら” 妻の荷物を実家に運んだ際、彼女のご両親と少し会話をすることが出来た。 彼等と会話をすることも、もう無いのかもしれない。 そう考えると、あの機会を設けてもらえたことにとても感謝している。 そして話をした際に、義母から言われたこの一言が何故か頭にずっと残っている。 このブログを書いている今現在もだ。 もう一度だけ、ヨリを戻せないか。 僕自身、実際に妻にも何回か訪ねた。 この願望自体が既に利己的なのか。 妻に沢山辛い思いや、悲しい思いを
”この手紙を読んでいる時、僕は既にあなたの夫ではなく、あなたは僕の 妻ではなくなっていることでしょう。” この手紙は、市役所に離婚届を出して、荷物を実家に運んだ後に渡しているはず。 ご存知の通り、僕は口下手で不器用です。 普段の会話から言うべきことを言えず、言いたいことを後から思い出す俗に言うコミ症の括りに入るのかもしれない。 きちんと自分のまとまった考えを伝えたく、この手紙を書いています。 次にいつ会うか分からない。 もしかしたら、もう一生会わないかも分からない。 あな
”私からの最後のお願いです。私の事を好きなら、離婚してください” あの時の妻の言葉と表情は、僕の頭の中で永久保存されてしまった。 僕達は数週間後に正式に離婚する。 妻が家を出て既に1ヶ月以上経っていて、次に彼女が帰ってくる日は荷物の片付けを行う日になるだろう。 妻にあの一言を言わせてしまったことは、間違いなく一生後悔するだろうし、 反省しても反省しきれない。 今までの自分が恥ずかしく、どれだけ小さい人間だったのかというのを毎日考えている。 勿論、どこかのタイミングで思考
"最後まで誠意を持って接してあげてね" それが妻との離婚を打ち明けた時、母から言われた唯一の一言だった。 この一言がずっと頭の中に残っている。 妻と僕の両親は、とても良い関係を築いていた。 両親は揃って彼女の事が大好きだったし、あんなに素敵なお嫁さんは中々いないよとか、いつかお友達としてランチをしたいなと言うくらい好印象しかなかったらしい。 そんな妻に、大事な人を失う経験と、その人がいない生活を乗り切る経験をして欲しいと言われた。 彼女と何度も話す中で、気持ちがフッと
自分の感情を曝け出す。 本心を伝える。 自分自身の感情を把握する。 これらは、僕が産まれてこのかた苦手なことである。 残念ながら、これまでに改善しようとか、その術を学ぼうとか試みたことも一度もなかった。 カッコつけていたのかな。 自分を知ってもらうよりも、知ってくれというおこがましいスタンスだったのかも。 先日、妻に手紙を読むまでは。 自分の感情、心のドアをバーンと開けたのは後にも先にもあれが初めて。 このまま妻の気持ちは変わらないだろう。 理屈では分かっていても、あ
妻と別居をするようになってから早一ヶ月。 こういった日々が、これから続くのかと思うと長い暗闇が待ち構えているのかと思うと恐怖でしかない。彼女の存在はそれだけ大きかったからだ。 先日、妻へ手紙を書いた。 もし、夫婦として面と向かって話す機会が残り僅かなら、心の根っこの部分を曝け出す必要があると思ったからだ。 仕事が終わった後、妻のいる千葉まで車を走らせた。書いた手紙を家で何度も練習した時に、嗚咽を上げながら何度も涙したこともあり、道中とても緊張したのを覚えている。 ファミ
“私のことを好きなのであれば、離婚してください。私からの最後のお願いです。“ 彼女は涙目になりながら、僕にそう言った。 その時の妻の涙と表情が脳裏に焼き付いてしまった。 あぁ、どれだけ彼女に負担を掛けてしまってきたんだ。。。ヒシヒシと痛感した瞬間だった。 妻と出会って5年、結婚して3年。 俗に言う、コロナをもろに経験したカップルである。もちろん、コロナ以外にも僕自身に沢山の問題があり、それぞれの問題が積み重なり現在に至るということについては異論はない。 妻は既に家を出