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端艇部入部の理由(138期 扇原)

初めまして。新入部員の慶應義塾高等学校出身、医学部一年の扇原と申します。

入部したばかりなので今回は僕がボート部に入った理由について話そうと思います。

高校時代からボートをやっていました。中学時代はラグビーをやっており何事もなければ高校時代をラグビーをするものだと思っていましたが、肩を脱臼してしまったため高校時代は別のスポーツをすることにしました。そんな中、中学時代の先輩にボート部の試乗会に誘ってもらったため試しに行ってみるとエルゴ(ボートを陸上で再現したランニングマシーンのようなもの)が機械として面白いなと思い入部を決めました。高校の4月は脱臼の手術をしたばっかりだったため、まだ腕を吊っており片手でエルゴを引いていたのが懐かしいです笑。

中学時代ラグビー部であったこともあり体重は100kgを超えていたのでエルゴの数値が出やすかったこともあり一年生の冬に日本代表の候補合宿に呼ばれました。しかし水上での技術がなかった僕はその合宿の中で最下位であり、女子選手にも負けるという散々な結果でした。合宿始まって早々に帰りたいとずっと思っていました笑。しかしある先生に、自分の知らないトレーニング方法をそこで教えてもらいとても感銘を受けた覚えがあります。また、その合宿で一年生ながらにタイムトライアルで二年生などの上級生を倒す実力派であった岐阜県出身の選手に勇気を出して話しかけエルゴの数値などを聞いてとても驚いた覚えがあります。

この代表候補合宿が終わってから、合宿で教わったトレーニング方法をやり続け、無事二年生の冬にも代表候補合宿に呼ばれました。そこでの結果は4位で一年生の頃より大幅にレベルアップすることができ、達成感がありボートが楽しいなととても思いました。そのまま代表候補合宿を乗り越え続け、三年生の4月の代表選考レースで無事日本代表になることができフランスでの世界選手権やタイでのアジア選手権に出場させていただきました。これもまたご縁だなと思うのが、日本代表での活動は一年生の頃に話しかけた岐阜の選手とダブルスカルを組みました笑。また国内大会では三年生の9月に初めて国民体育大会で日本一を経験し、10月には大学2年生以下、社会人2年目以下の中で高校生ながらに、優勝しました。

大学でボートを続けるか否かについては悩むことなくすぐにでも入って対校エイトに乗りたいと考えていました。その理由としては僕が二年生の時に出場した早慶レガッタでした。早慶レガッタのゴールである桜橋を通過した時に聞こえる観客の声援が他の大会では経験したことのないほど大きいもので衝撃的でした。それを経験し大学一年生から対校エイトとして出場したい!と思うようになりました。その夢を叶えるべく4月より前に入部して大学の部活に参加することはずっと前から決めていました。

大学での早慶レガッタの選考はかなり厳しいものでしたがギリギリ対校エイトのメンバーになることができました。早慶レガッタではもちろん早稲田の勝利を心から思っていましたが1秒という壁に敗れ負けてしまい人生の中で一番悔しかったであろう試合でした。

来年以降早慶レガッタで勝利できるように日々トレーニングを積んでいます。来年も慶應端艇部への応援よろしくお願いします!

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