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映画『名探偵コナン 黒鉄の魚影』の紹介をしていきます🤗

みなさんこんにちわ
つとむです

今回、紹介するのは映画『名探偵コナン 黒鉄の魚影』です。

名探偵コナン 黒鉄の魚影』は、2023年4月14日に公開されたアニメ映画で、劇場版『名探偵コナン』シリーズの第26作目にあたる。
キャッチコピーは「死ぬな、灰原──」「浮かび上がる哀しき過去(シークレットメモリー)。守り抜く想いが結集する─」「沈みゆく真実が暴かれたとき、黒き影が集結する─」「絶体絶命の海洋頂上決戦(オーシャンバトルロイヤル) ミステリーついに開戦──」

ストーリー

ドイツフランクフルトでキール(水無怜奈)は、ユーロポールのネットワークセンターの女性職員ニーナを追跡しており、ニーナは逃げながら、友人であるFBI捜査官のジョディ・スターリングに電話をしていた。キールは追い詰めつつも密かに彼女を逃がそうとするが、ジンが背後からキールの肩ごとニーナのこめかみを撃ち抜く。日本の米花町ではバーボン(安室透)がベルモットに状況を聞いていた。ベルモットは計画が順調らしいこと、残すは例のシステムで"ある人物"を探すだけだと語り、バーボンは時間の問題でしょうと返した。

コナンは、少年探偵団と一緒に、八丈島ホエールウォッチングツアーが当たるという福引に参加していた。灰原哀は、その近くで配布されていた「フサエブランド」の限定ブローチの整理券、最後の一枚を運よく入手したが、次に並んでいた着物姿の老婦人が残念そうに帰っていく姿を見て譲ろうと追いかけた。しかし老婦人は整理券を受け取らず、灰原は機転を利かせて「実は値段ちゃんと見てなくて、私には高かったから」と嘘をついた。すると老婦人は「まぁ」と驚いて、笑った。

探偵団たちはみんな福引で外れてしまったが、灰原が整理券を譲るのを見ていた園子は、そのご褒美として探偵団達をホエールウォッチングに招待する。
八丈島のホテルに向かう車の中で、コナンは八丈島近海にインターポールの海洋施設「パシフィック・ブイ」が建設されたというニュースを聞く。それは世界中の警察が持つ防犯カメラを監視できる世界初の施設であり、責任者の牧野洋輔とシステム開発者の直美・アルジェントが説明していた。その後、ホテルに到着すると沖矢昴(赤井秀一)から電話があり、ユーロポールのネットワークセンターに侵入した人物を目撃した女性職員がジンに殺された、侵入者のコードネームはピンガで髪がコーンロウ、ラムに気に入られていると聞いたことがある、今日このセンターと回線を接続して本格始動するのが、パシフィック・ブイであると知らされる。

その後、コナンらはホエールウォッチングのために港を訪れるが、コナンは近くで警視庁捜査一課管理官の黒田兵衛と白鳥警部が乗った船が出発しようとしているのに気づき、こっそり密航する。船はパシフィック・ブイに到着し、黒田に見つかったコナンは仕方なく同行を許され、黒田らとメインルームでシステムを運営するエンジニア達を紹介される。牧野はコナンや黒田たちが見ている前でユーロポールのネットワークへの接続を指示。巨大モニターに、ヨーロッパ中の警察所管の防犯カメラの映像が映し出される。これで各地の防犯カメラを「顔認証」付きで確認が可能となった。

他にも様々な技術が使える、その一つが直美が開発した「老若認証」だ。AIの顔認証による解析と防犯カメラの情報を元に、逃亡者や誘拐の被害者を世界中で追跡できると牧野は語る。
その頃、既に施設内に潜入しているピンガの手引きで、海中ハッチからベルモットとバーボンがパシフィック・ブイに潜入。休憩に出た直美を拉致し、施設外に連れ去った。休憩が終わっても直美が戻らないことを不審に思った牧野達は、監視カメラを解析して直美の動向を調べ、2人組の清掃員らしき人物たちに拉致されたことに気付く。

海中ハッチを開閉できる権限を持つのは牧野、直美、エンジニアのグレース、レオンハルト、エド達だけだったため、その中に拉致した犯人達の協力者がいるかもしれないと黒田とコナンは考えた。海中ハッチのログを調べても映像が見当たらず、エドはバックドアを仕掛けられたのかもなと飄々と語った。
直美を拉致したベルモットとバーボンは、ウォッカとキールと合流。組織のボスの命令で、パシフィック・ブイのシステムを通して防犯カメラに映る組織のメンバーの姿や犯罪の様子を隠滅するため、直美を拉致したのだった。ベルモットは、直美が身につけていたネックレスが小型のUSBメモリになっているのに気づき、中身を調べる。

中にはかつて組織のメンバーだったシェリーの写真と灰原の写真を並べたファイルが入っており、老若認証の結果が「一致」と表示されていた。これを見たベルモットたちは、ベルツリー急行の爆破で死んだはずのシェリーが、子供の姿になって生き延びていた可能性を考える。ウォッカがこのことをジンに知らせると、ジンは「そっちに合流してから直接確かめる」と言い、システムを利用して灰原を見つけ拉致するよう指示する。
コナンは八丈島のホテルに戻ると、阿笠博士に組織が拉致事件に関わっていることを伝えるが、灰原がそれを盗み聞きしていた。

コナンは灰原に、明日少年探偵団らと帰るように伝え、念のためお守りとして自分が持っていた追跡メガネの1号機を渡し、代わりに灰原が持っていた予備の追跡メガネを受け取る。しかしその夜、組織の気配を感じた灰原は一人で部屋を出ようとするが、待ち受けていたウォッカとピンガに連れ去られてしまう。それに気づいたコナンと蘭が奮闘し、蘭はピンガの首に蹴りを食らわせる。その後、コナンは阿笠博士と共に、灰原を乗せたウォッカ達の車を追跡する。しかし、ウォッカ達の車は崖から海へ飛び込んでしまい、コナンも海に飛び込み必死に追いかける。

その直後、コナンは海中から組織の巨大な潜水艦が浮上するのを目撃する。灰原の拉致を防げなかったコナンは、博士と共に悔しさを滲ませ、「オレがぜってー連れ戻す」と胸に誓う。
翌朝、コナンは再びパシフック・ブイのコントロールルームに。防犯カメラの映像から、昨夜の潜水艦や阿笠博士の車とウォッカ達の車のカーチェイスの映像を探してもらうが、潜水艦はおろか、阿笠博士の車とウォッカ達の車も映っておらず、コナンは防犯カメラの映像が改ざんされていると確信した。

その後、パシフィック・ブイでレオンハルトが死亡する事件が発生する。防犯カメラの映像を見る限りでは服毒自殺にしか見えないが、コナンはレオンハルトの死は他殺だと考える。さらに、その頃、潜水艦内には灰原と直美が捕えられており、その潜水艦にヘリからジンが合流しようとしていた。灰原から盗聴器を仕掛けられた事を察していた怜奈はウォッカから魚雷発射管の操作方法を尋ねる形で灰原に脱出方法を知らせ、灰原と直美はジンが潜水艦に着いたタイミングで組織の潜水艦からの脱出を図る。

脱走を察知したジンの妨害で殺されかかるも怜奈がジンを止めている内に脱出し、水中スクーターで駆け付けたコナンに救出され、パシフィック・ブイで保護される。
事件の真相に気づいたコナンは時計型麻酔銃を小五郎に打って「眠りの小五郎」を発動し、推理ショーを開始する。レオンハルトの殺人はディープフェイクにより自殺に見せかけられたという推理を披露し、灰原と直美を拉致してエンジニアを殺した犯人をグレースだと断定、女性とされていたグレースが実は男性である事も指摘した。

灰原を拉致した時に蘭に頸を攻撃された時に付いた痣を黒田に発見されたことが証拠となり、グレースはピンガとしての本性を現す。ピンガは監視カメラに細工をして逃走を図るも、細工を見破ったコナンに追いつかれる。ピンガはコナンの正体を工藤新一と見抜き、憎き相手であるジンの地位を失墜させるためにコナンを連れて行こうとするも、コナンに「ジンもどき」と挑発され怒り心頭になっている内に白鳥と佐藤が到着し、コナンの捕獲を諦めてドアを閉めた。

一方、ベルモットは計画にないことはしないと単独行動へ。ボスに老若認証の危険性を報告してフィリピンに行き、ボスから「つぶせ」と思った通りの命令を受けてから、志保(シェリー)によく似ている人物に変装をして各地の防犯カメラに映り、老若認証は「顔が似ている別人を同一人物と認識してしまう欠陥品」だと報告する。これで灰原=シェリーという疑惑は消滅することになった。ラムはパシフィック・ブイの破壊を決定、ジンは攻撃を開始。牧野はデコイを発動して組織の潜水艦から発射された魚雷に応戦するも、ベルモットの遠隔操作でデコイによる防衛手段も封じられ、黒田に決断を迫られた牧野は技術者たちに退避を指示。

パシフィック・ブイは撃沈する。コナンは「組織の潜水艦を赤井に狙撃させる」という無謀な手段を画策し、阿笠の海中スクーターを使って海中に潜るが、そんなコナンの身を案じた灰原もコナンを追って潜水する。赤井に潜水艦の位置を示すため、スクリューに飲まれながらも花火ボールを放つ。組織の潜水艦が光に包まれ海上からもその姿が露になった所を、上空のヘリコプターに乗っていた赤井がロケットランチャーで潜水艦の狙撃を成功させる。
先程のスクリューで殆どの装備を失ったコナンは海中で力尽きていたところを灰原に発見される。

灰原はコナンを救うために必死に人工呼吸を行い、コナンは息を吹き返す。組織に正体が露見した事で帰る場所がなくなった「バイバイだね。江戸川コナン君」と悲し気に微笑む灰原をよそに、コナンは一向に諦めておらず、笑顔を見せる。一方でピンガはパシフィック・ブイから逃亡して潜水艦に帰還するも、潜水艦は赤井の狙撃でダメージを受けたために爆破処分が決定しており、その情報を伝えてもらえなかったピンガは自分の運命を悟り狂気的な笑顔で海の藻屑と化す。船着き場にたどり着いたコナンと灰原は先程の潜水艦の爆破で生じた高波に巻き込まれそうになるが、コナンが船のブイを蹴り飛ばすことで何とか凌ぐ。

仰向けになったまま動かなくなっていた灰原に、コナンは人工呼吸をしようとするが制止され、そこに駆け付けた蘭の唇に灰原はキスをし、コナン(新一)の唇を蘭に返したのだった。
パシフィック・ブイの再建は断念され、日本以外の国で同様の施設が新たに建設される事になった。情報非公開の新たな配属先に旅立つ直美と空港で言葉を交わす灰原。直美は灰原が志保である事を確信していたが、追及することなく心の内で「また会えてうれしかったわ…志保」と呟いて旅立っていった。少し離れた場所で阿笠とその様子を見ていたコナンは、安室からの電話を思い出して考え込む。

直美の見送りを終えて食事に行く三人を、灰原が整理券を譲った老婦人が上の階から見ていた。エレベーターに向かいながら顔に手をやり、変装マスクを剥がす。この人物の正体は、ベルモットの変装だった。「助けたワケ? それを探るのがあなたの仕事でしょ? シルバーブレット君」と微笑んだベルモットの着物の帯締めには「フサエブランド」の限定ブローチがついており、ダイヤモンドが煌めいていた。

登場人物

江戸川 コナン     - 高山みなみ          工藤 新一    声 - 山口勝平
灰原 哀               声 - 林原めぐみ
毛利 蘭               声 - 山崎和佳奈
毛利 小五郎        声 - 小山力也
阿笠 博士           声 - 緒方賢一
沖矢 昴               声 - 置鮎龍太郎
鈴木 園子           声 - 松井菜桜子
吉田 歩美          声 - 岩居由希子
小嶋 元太          声 - 高木渉
円谷 光彦          声 - 大谷育江

警察関係者
安室 透/ バーボン(Bourbon)    声 - 古谷徹
黒田 兵衛          声 - 岸野幸正
白鳥 任三郎      声 - 井上和彦
目暮 十三          声 - 茶風林
佐藤 美和子      声 - 湯屋敦子
風見 裕也          声 - 飛田展男

FBI
赤井 秀一          声 - 池田秀一
ジェイムズ・ブラック          声 - 土師孝也
ジョディ・スターリング      声 -一城みゆ希
アンドレ・キャメル             声 -乃村健次

CIA
水無 怜奈 / キール     声 - 三石琴乃
イーサン・本堂         声 - 小山力也

黒の組織
あの方
組織のボス。鈴木財閥を超える財力を有する大富豪である烏丸 蓮耶(からすま れんや)。半世紀前に99歳で死去したとか40年前に100歳を超えていたとも言われている。ラムやジンなどは「あの方」、ベルモットは「ボス」と呼ぶ。メールアドレスは「♯969♯6261」、携帯電話のボタン音は童謡「七つの子」。
ベルモットを贔屓し、その関係性は謎に包まれている。
本作ではメールの返信とシルエットのみ登場。ラムはしばらく会っていないことが語られた。

ラム   声 - 千葉繁
ボスの側近にして、組織のNo.2の地位にある最高幹部。コードネームを持つメンバーの中でも別格の存在で、ジン以上の切れ者。左目が義眼。変装して脇田 兼則と名乗り、毛利探偵事務所の隣の寿司屋「米花いろは寿司」で板前をしながら潜伏している。コナンはまだ、脇田の正体がラムであることを知らない。本作ではラムとしての登場のみで、脇田兼則としては登場していない。
電話でメンバーとの通話する際には、携帯に内蔵されているボイスチェンジャーで声を変えている。

ジン               声 - 堀之紀
ウォッカ        声 - 立木文彦
ベルモット     声 - 小山茉美
キャンティ     声- 井上喜久子
コルン            声 - 木下浩之

故人
宮野明美     声 - 玉川砂記子
灰原哀こと宮野志保の姉。故人。
黒の組織10億円強盗事件の一件で、ジンに殺害される。組織に潜入していた頃の赤井秀一と恋仲だった。

テキーラ (Tequila)
ピスコ (Pisco)
アイリッシュ (Irish)
キュラソー (Curaçao)
いずれも途中の回想でのみ登場し、それぞれの本人達の登場作品で死亡した組織の元メンバー。「ゲーム会社殺人事件」で登場したテキーラは事故による爆死、「黒の組織との再会」で登場したピスコと劇場版「漆黒の追跡者」で登場したアイリッシュは組織により殺害された。劇場版「純黒の悪夢」で登場し、ラムの元腹心であるキュラソーは、観覧車に潰されると同時に爆死し、彼女の死後、後述のピンガがラムの側近として居座る事になる。

オリジナルキャラクター

組織のメンバー
ピンガ (Pinga)
本作のキーパーソン。キュラソーが死亡したことでラムの側近の座に納まった。コーンロウに編み上げられた金色の髪型で、太い唇が特徴の男性。他人を蹴落としてものし上がろうとする貪欲な性格であり、また、ラム以外のメンバーの指示を一切聞かない。バーボン曰く、ラムの言いなり。ジンに強い対抗心を燃やしている。
細身な体格だが、蘭と渡り合えるほどの格闘技術を持つほか、高度なAI技術を使いこなすエンジニアとしての能力にも長けている。
海洋施設「パシフィック・ブイ」のエンジニアとして変装し潜入している。

海洋施設「パシフィック・ブイ」
牧野 洋輔                     
声 - 沢村一樹
直美・アルジェント    声 - 種﨑敦美
レオンハルト              声 - 諏訪部順一
エド        声 - 神谷浩史
グレース      声 - 村瀬歩

ユーロポールの捜査官
ハンス   
声 - 土田大
ニーナ   声 - 宮原永海

その他の登場人物
丑尾 寛治   
声 - 沢木郁也
お婆ちゃん  声 - 沢田敏子


主題歌  アーティスト:スピッツ   曲:美しい鰭

挿入歌  キミがいれば(黒鉄の魚影ヴァージョン)


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