#126_美術は接着剤
今日は娘と「鉱物の祭典」に向かった。
企画展最終日、多くの方々で賑わっていた。
びっくりするような大きさの煙水晶。
目を見張るようなアクアマリン。
懐かしいデザートローズ群。
そして、北海道石。
これを見るだけで、来て良かったと思えた。
企画展には塗り絵コーナーがあった。
わたしはもっと鉱物をじっくり見たかったのだが、娘がやりたいと言っていたので仕方なく一緒に塗り絵を始めた。
やってみると、意外と楽しい。
どんどん色鉛筆が丸くなる。
塗っていると、知らない子どもたちが集まってきた。
「すごい、これ」
「めっちゃうま」
そんなふうに言われたものだから、調子に乗って色の塗り方(といっても独学だ)や塗るコツなどを面白おかしく話した。
完成間近になって、「写真撮ってもいいですか?」と言われた。
何かに使われるのだろうか。
仕上がったときは、何とも言えぬ満足感とともに、塗り絵をきっかけに話ができた人たちへの感謝でいっぱいになった。
「美術は接着剤だよ」
尊敬してる先生から言われた言葉。
まさに「人」とわたしを繋いで場をつくってくれたアンモナイト。
非構成的なワークショップって、きっとこんな感じなんだろうな。
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