#130_20代の脳・30代の脳

「脳の働きは20代がピーク」
何となく、そう思ってた。

30代で附属小に入ってから、どうしても理解できない理論とか、よくわからない授業実践の記述がでてきて、「わたしほんと、頭悪いなぁ、、、」と思っていた。

一緒に働いていた40代の先生は、文面だけで現象を理解できるのに、わたしはイメージすら湧かない。
そんなことが往々にして起こっていた。

今日まさに、「もしかしたらそれ、違うかも、、、」と思える書籍に出会えた。

「海馬ー脳は疲れないー」

30歳を過ぎると、つながりを発見する能力が非常に伸びるんです。(略)前に学習したことを生かせるというか、、、一見関係ないものともののあいだに、以前自分が発見したものに近い繋がりを感じる能力は、30歳を過ぎると飛躍的に伸びるのです。

p.54

わくわくしてきた。
脳のインフラが整備されるのが30歳まで。
そこからは「深める」時期に入る。
わたしが道徳の研究を始めたのは30歳からだから、その時期と丸かぶりなんだけど、そこでどっぷり浸かった日々は、決して無駄ではなかったってことだ。

ただ、そのあと産育休に入ってからは、しばらく実践をしない日々が続いた。
ここをどう捉えるか、だな。

「脳は疲れない」らしい。
疲れるのは、固定化したなかで考えを巡らせていること自体に、なのかもしれない。
動きながら考える、新しい情報を入れるのは、脳に刺激が入っていいそうだ。
ぶっ続けで同じことを繰り返すより、ずっと道徳だけの研究をするより、同時進行でさまざまな研究に取り組む方が、脳に刺激が加わって、新しいものが生み出されるのだろう。

たしかに、仕事の合間にランニングを入れた方が、そのあとの仕事が捗る気がする。
脳は繰り返しに弱い。
これを理解してるだけでも、勉強のしかた自体が見直せる気がする。

初めての経験をするときが、一番脳を鍛えられる。
附属小は、その真髄で毎年分掌が変わる。
一発勝負と思えるからこそ、今にエネルギーをかけられるのだ。
これが一番、自分を鍛える方法なのかもしれない。

記述に沿って自分の意見を述べたので、取り留めのない文になってしまった。
新しいことは面白い。
ただし、その理論を表面で解釈するのではなく、自分の言葉にすること。
これが自分を鍛える唯一の道だ。

そういう意味では、このnoteもわたしの成長に一役買ってるのかもしれない。

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