伝統文化 我々は何を継承しようとしているのか
年末年始は日本の伝統文化に触れる機会が多いですよね。
「伝統とは火を守ることであり、灰を崇拝することではない」
(グスタフ・マーラー)
マーラーはオーストリアの作曲家・指揮者です。
音楽家の革命児と言われている彼は、こんな言葉も残してるそう。
「伝統とは、怠惰のことだ」
考えさせられます。
火を燃やし続けるには燃料をくべる必要があります。
燃料は、場や時代に応じて変化するんですよね。
そして、その燃料によって火の形も変わる。
マーラーの生き方そのものを表した名言。
先日、群馬の郷土カルタの読み札にもなっている、少林山のだるま市(初市)に、子どもたちと行ってきました。
群馬の高崎だるまは、全国張り子だるまの8割を占めます。
上州特有の空っ風(日本海側で雪を降らせて乾いた空気が吹き下ろす、乾いた北風)がだるまをつくる工程にマッチしていたことから、ここまで発展したそうです。
よーく見ると・・・眉毛は鶴、ヒゲは亀🐢の形をしてるんですよー。(向かい合ってる姿)
目入れは向かって右側、左目から。(高崎だるまの場合)
「右に出る者はいない」の言葉通り、左上位とされているからだそう。(はっきりとしたきまりはないようですが)
夫不在だったため、子ども2人連れて大人1人で山の上のマーケットに。
そう、もうね、カオスです笑
過去の記憶よりもだいぶこぢんまりしていました笑
子どもたちは、だるまの絵付けもおやつも食べて満足してくれたのか、わたしの趣味にもつき合ってくれて(だるまをつくってる職人さんのところへ笑)、終始ご機嫌でした😊🌈✨
今日はどんど焼き。
小川真也先生のタイムラインで知ったのですが、関西地区は「とんど」って言うところが多いんですね。
関東近郊は「どんど」「どんど焼き」って言うことが多いようです。
地域の行事オンパレードのこの時期、SNSを見てると全国の繋がりある方々の生活から文化の違いが見えて、めっちゃ面白いですね😆✨
伝統工芸品と呼ばれる周囲のもの、群馬ではだるまや桐生織り、沼田桐下駄などは、常に時代に応じたものづくりを模索しています。
「伝統とは革新の連続である」
何となく繰り返すのではなく心豊かに元気になる伝統を、時代に応じた新たな意味や価値を見出しながら、次世代に引き継ぎたいと願う、冬のひととき🍵