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伊東チュータんけん(1) 東京 築地本願寺

 欧州の古い教会で外側の妖怪?怪物?を見掛けることがあって、あれはナニ?なんで?と思ってました。

パリのノートルダム寺院
開催前の2019年4月

桜の向こうにガーゴイルがある
こちらもパリのサン セヴラン教会

周囲にたくさんのガーゴイルが見える

こうした教会の外側には聖人像がある。妖怪像のガーゴイルもある そういうものと思ってました。

日本の寺社でも色々な像や彫り物があるしねえ。って感じ。

東京では、独特の雰囲気にひかれて築地の本願寺へ何度か行ってます。
ここは日本なのか?という独特の雰囲気と重要文化財の本堂内外に棲む動物たちになんともいえない魅力があるのです。動物はまるで和製ガーゴイル。

日暮れ近い本堂
ライトアップがすばらしい
本堂入口の左右に1対の狛犬?がいます
胸張って、踏ん張ってる独特の造形
ねっ、踏ん張って、反ってる

この本堂に入ると色々なおもしろい動物が棲んでいます。

孔雀かな
水牛?牡牛?
馬とライオン?
それぞれこんな感じの
階段の装飾

おもしろいなあ!
下にくだるとぞうさん!
なんかすごい造形
1対の猿もいます
インパクト強いぞうさん ふたたび

材料は大理石だよね。
象牙じゃないよね。

大理石の階段の装飾にこんな動物たちが居ます。
建築家 伊東忠太の代表作とされるこの築地本願寺の竣工は1934年(昭和9年)だそうです。

東京には各年代の伊東忠太作品が残っています。そのなかでもこの築地本願寺は依頼主が伊東と関係深かった大谷門主だったので、大いに趣向を凝らした作品になったのでしょう。ここは本堂も動物たちも大理石なので、伊東作品のなかでも贅を尽くしたものだと思います。


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