コーチとは

社会に出て約24年。
最近の7年は、ホテルのラーニング&ディベロップメントに携わっていました。

新入社員研修などで、自身がトレーナーを行う機会も多い一方で、ここ数年、自分が「学ぶ」。教えられる場に身をおくことが増えてきました。

コーチング、ストレッチ、ボイストレーニング、ダンス…。

最近、見ていただいているボイストレーニングの講師の方の存在は、本当に、「コーチ」だと感じます。

私が思うコーチとは、

  • 相手の可能性を引き出し、輝かせ、目指すゴールに到達することをサポートする存在

コーチと相手は、対等なプロ同士である(関係性)
相手が1人の完全な人であると見ている(心構え)
相手の素晴らしい部分に気づき、認める(観察、認知)
以前からの変化に気づき、認める(見守る)
さらに魅力や、持ち味が輝くようフィードバックし、
励ます(励まし)

ボイストレーニングの例でいえば、毎回、各自が作品に取り組み、発表し、それに対するフィードバックと課題点を明確に指摘をもらいます。そうして毎回、自分の課題点を明確に持ち帰ります。そして、課題を意識をしながら、「前回と同じ指摘を受けないぞ!」と練習に取り組んでいます。

私の先入観ですが、このようなレッスンのイメージは、「講師が正しく、偉く、生徒は弱い、講師に従う存在である」というものでした。ですが、この方のレッスンは、非常に相手を尊重しつつも、豊富な経験と、厳しい目で見てくださるので、私は萎縮することなく、挑戦(トライ&エラー)を繰り返し続けられています。

また、スキルがある人にも、そこで全てOK!ではなく、常に上を上へ、さらによくなることを信じてアドバイスをされているのも、スキルの習得にゴールはないと感じさせてくれます。

このように、コーチとは、

  • 相手の可能性を引き出し、輝かせ、目指すゴールに到達することをサポートする存在

さらには、1人では辿り着けないような場所や、想像しなかった自分に出会えるための触媒だと思います。

自分が、他者からの学びのプロセスで、そんな感覚を持つ度に、自分もそんな存在でありたいと思いを新たにしています。


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