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4次元は縦横高さ、あと感情

画像はみんなのフォトギャラリーから。

 ある日のサークルからの帰り道。
 いつものように帰り道が一緒の友達と歩いていたときに、突然「4次元ってなに?」という話になった。
 彼女と話していると、たまにこういうわけのわかんない話が出てきて、たのしい。ばりばり理系の彼女に比べて、わたしの物理・数学の知識は高校生でとまっているのでもちろんわたしは正しい知識なんて持ってない。
 
 彼女の説明によると、4次元は縦・横・高さともう一つのベクトルのものらしい。わたしは4次元といえば縦・横・高さ・時間(たぶん青い猫型ロボットの影響。)だと思ってたから、そんなに自由なんだ!と思ってびっくり。そして、大学の先生は「天才は4次元が頭の中にイメージとして浮かぶ」と言ってたらしい。

 そうやって嬉しそうに語る彼女の頭の中では、4次元が「縦・横・高さ・濃淡」で表されてるんだって。
 これは、知識ゼロのわたしでも、あたまにすっと浮かんだ。少しだけ彼女の脳を見せてもらった気分。彼女には、4次元に関する問題を見る度にこんな風に世界が見えているんだろうか。

 そう考えると、なんか楽しくなってきて、「じゃあ、濃淡以外のベクトルってある?」というわたしの素朴な疑問に、2人で一緒に考えてみることにした。
わたし:温度!
友達:温度かぁ、考えたこともなかったけどありかも
わたし:色!
友達:色、、??難しいけど考えられなくもないなぁ、、
というわたしの適当な発案にものってくれるので、調子にのってどんどん思ったことを口にだしていく。

わたし:じゃあ、感情!怒ってるときとか嬉しいときとかはエネルギーが大きそうだし、落ち着いてるときはエネルギーが小さそう。
友達:感情!!???

 結果、めちゃくちゃ笑われてしまったけど。縦横高さの無機質なものに感情が付け加えられるのを想像したらかわいかったので、わたしの中で4次元は今日から「縦横高さと感情」になった。物理や数学が少しだけ苦手ではなくなった、かもしれない。



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