映画「AIR」感想
★★★★☆
マット・デイモン主演
ボーンシリーズの印象が強かったので、お腹が出た中年親父姿に驚いた。これも役作りなんだろう。
NIKEが好きで観始めたが、予想以上にビジネス系の映画だった。
バスケットシューズのシェアでアディダスやコンバースに大きく遅れを取っているNIKE。高校バスケに精通しているスカウトマンであるソニーの目に留まったマイケル・ジョーダンに自社のスニーカーを履いてもらう契約を取るため奮闘する。
営業として自分だったら、マイケルはNIKEが好きでなくアディダスのジャージが好きで、既にコンバースとアディダスと契約のための面談を設定している、という情報を聞いただけで諦めてしまうだろう。そんな事では諦めないソニーは、絶対に実家に電話するなよとジョーダンの代理人に言われるや、電話がダメならと直接実家に行ってしまう。アポイントなしに訪問するソニーを訝しがるマイケルの母親に、息子さんはちょっとのことでは絶対に諦めない姿勢を持つ周りにこそ支えられるべきだと熱弁して興味を持ってもらう。
契約が取れなかったら自身だけでなく周りも会社での立場を失う状況に陥るも、チームとしてまとまっていくプロジェクトのメンバーたち。
エアジョーダンの試作品を見た時(よく見慣れているはずなのに)その美しさに涙が出てきた。
NIKE好きよりも仕事で契約を取らなければいけないビジネスマンにこそ見て欲しい映画。
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