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自分で調べて自分から動くことの大切さ③

夫の遺族年金について、つらつらと書いています。
お役所手続き、そう簡単に結果は覆らないですが、自分で調べて自分から動いたことで、結果が変わりました。
心の底から、諦めないでよかったと思ったことを綴っています。



病院からの電話

証明書記入のお願いをしてから2ヶ月くらい経ち、病院から電話が入りました。
当時の夫の主治医はもういないそうで、代わりに担当科のお偉い方からでした。
記入してほしい証明書とは別に、送付状を付けて私の連絡先も書いておいたのです。


「ここ(送付状)に書いてあることは、○○○ということで合ってますか?
◎◎さん(私)の認識の通り、うちで最初に診断した△△△は死因と関わりがあると言われているので証明できますよ。それを書けば大丈夫ですか?」

と、わざわざ確認するために電話をくれました。

驚きと嬉しさで胸がいっぱいになりました。


問い合わせてみようと思い立った日からすでに数ヶ月経過していて、その間、マイナスに考えることが多かったし、こんなことやってる自分に味方はいないと思っていたから、電話を切ったあと少し明るい兆しがみえて、大きく深呼吸し安堵しました。



丁寧に書かれた証明書

それから届いた証明書には、コト細かく詳細が書いてありました。

ありがたいことに、最後は

“初診から患っていた△△△を背景とした、□□により死亡された”

というようなニュアンスの書き方がされてあり、この紙っぺら一枚で大きな壁(前例があまりない証明が難しいこと)に挑むには申し分ないと思いました。


ただ、

証明書に書いてあるコト細かい詳細=当時の夫の症状。

読んで、久々沈みました。


元気そうにしてたあの日もあの日も、夫の身体はすでに悲鳴をあげていて、いつどうなるかわからない状態だったのだと。。

時間は有限だと理解しなかったあの頃の私に嫌気が差しました。


やっとここまで来た
長かった…


病院からの証明書、その他の書類も揃えて年金事務所へ。

再度窓口で色々聞かれ、最終判断は年金事務所(本局?)次第だと言われましたが、びっしり書かれた証明書を前に自信を持って提出しました。


年金事務所に再請求申し立ててから5か月ほど、待てど暮らせど音沙汰ありませんでしたが、ついに厚生労働省から【遺族厚生年金受給決定通知書】が届きました。


長かった。。
最初に問い合わせみようと思い立った日から約10ヶ月…

何度も面倒になって止めようかと思ったし、結果が覆る可能性はめちゃくちゃ低いのに、過去の記憶を呼び起こしてしんどくなるほどやる価値があるものなのか、と。
結果を待ってる間は、毎日ポストを見ては空っぽの中身に肩を落としため息ばかりだったので、ようやく、ようやく終わりました。




次女18歳以降が大きく変わる



遺族 “基礎” 年金は、【子に対して支給】されるもので、子どもが18歳に到達する年度末までが支給期間です。
亡くなった人に子どもがいなければ、配偶者だけでは支給対象外となります。

我が家は次女がまだまだ5歳とは言え、いつかなくなる遺族年金を頼って生活することはリスクがあり、『ないもの』として考えたいけど、現実は頼らないと生活できません。

それが、遺族 “厚生” 年金受給で、我が家の金策が大きく変わります。

次女が18歳を迎えた年度末を境に “基礎年金” の支給は終わるので減額とはなりますが、それ以降は “厚生年金”【配偶者に対して支給】が私の老齢年金受給まで、細く長く続きます。
(20年以上ある)

※途中で遺族年金支給対象外にならなければの話

とりあえず次女が18歳になるまでは基礎年金にお世話になって生活しつつ、厚生年金部分の金額はなんとか子ども達のために残してあげられます。



お金だけじゃない


諦めずに最後までやったおかげで、私にとって一区切りできたことがあります。

それは、


届いた決定通知は、金銭的なゆとりをもたらしてくれるということだけではなく、

ただひたすら家族のために働いた夫の頑張りが認めてもらえた、そんな気がして。
数年もの間 耐え続けた夫の苦労が報われたのだと、それを証明してもらえたような気がしたことです。


そう思えたら、なんだか少し吹っ切れたように思えました。




やらないで後悔するよりやってみよう
それでダメなら結果は手放せる

年金請求は、受給権利が発生してから5年以内に手続きしないと権利が消滅します。
あとから「やっぱりやればよかった」と思っても、時効が過ぎたら何もできない。

いつまでもモヤモヤしていないで、やるだけやってみよう、それでダメなら諦められる!と思い立ち、自分で調べて自分から動いて、本当に良かった。
気持ちの一区切りにもなり、心の底から諦めないで良かったと思います。

#遺族年金
#誰も教えてくれない
#諦めなかった自分を褒めたい
#fin



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