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2年前と同じ空

2年前の7月、私は夫と死別しました。

命日からだいぶ過ぎてしまいましたが、三回忌を迎えました。

2年前のあの日もとても暑かった。
昨日もあの日と同じ空でした。



2年前の年が明ける前からかなり症状がひどく進行していて、医者から何度も命の危険を聞かされていました。


でも、いつかその日が来るとわかってはいたけど、なんとなく、時間は無限にある気がしていました。
現実から逃げていたのだと思います。


ワンオペには慣れてる

その頃の子ども達は、5歳と3歳。
夫は、亡くなる1年くらい前から入退院を繰り返していたし、それよりもずっと前から強制的に仕事から離れられない状況だったので、かれこれ3〜4年くらいほぼワンオペ。

子ども達もお父さんがいない環境に慣れていて、亡くなった時はどんな心境だったかはわからないけど、わんわん泣く様子はなかった。

長期入院から退院して、一週間も経たない内に再入院になった時は、さすがにみんな堪えていましたが。
(保育園から帰宅して、次女が玄関で「誰もいないけど、ただいまぁ…」と言ったあの空気感は忘れられない)



慣れてはいるけど、いなくていい訳ではない


慣れているとはいえ、やっぱり、ワンオペはツラい。

姉妹喧嘩をすると2人の負の感情を100%私が受ける。言葉にすると大したことないように思うのですが、実際毎日浴びていると、気が滅入りそうになる。
逃げ道がない。子ども達にもない。


それに、私だけの価値観では、子ども達の視野を広げられない。
(習い事を決めるにしても私だけの考え方になってしまったり。夫は色々な経験がある)


大人と他愛もない会話をしたい時、友人にLINEでは意味がない。
声を出したい。喋りたい。


あの時、あの選択をしていたら夫はまだ生きていたかもしれない。
あの時、こう言ってあげたら夫はまだ生きていたかもしれない。

自分の選択によって今の状況をつくったとも言える。ツラい現実。


#姉妹
#子ども観察日記
#死別
#人生は選択の連続

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