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品があるのか?

バタバタ、バタバタ…バタバタ…。
あれ???ゆったり優雅な職場と上品な人たちと思っていたけれど…
なんか違うぞ?
と、入社してしばらくして思う。

休憩室には品格の何とか淑女の何とか、美人のなんとかっていう本がスタッフのバイブル本として置いている。
時間がある時は読んでみてくださいって言われてる。
でも全然読む気がしない。

売り場では優雅な立ち居降るまい、丁寧なお話しの仕方をするように言われている。
でもお客さまがいない時は皆、バタバタ、バタバタ走り回っていつも時間に追われている。

そして私は思うのである。
果たしてこれは品があるのか?
…って。

私はとき~どき、品があると言われる時がある。
その言葉を鵜呑みにして喜ぶ。
だから尚更、自分は上品だと思っていた(笑)

事実はどうなんだ?

自分以外に感じるものはすべて自分。人は自分。

答えは、
品はない。

私の品は品がある風(ふう)。
何となく「風ふう」ばかりで作っている私だ。

いくらバイブル本があっても上品な私にはなれないし、上品で居続けるのはキツイ。
楽ではない。

品とはどういうものなのだ?と思ってちょっとだけ本を読んでみても心が踊らない。
内容が全然入らない。
つまんねー。。が感想。

私は職場で忙しくなり自分に余裕がなくなるとバタバタ、バタバタ、せかせかしだす。
動きも雑、口調も強くなる。
こんな自分を感じながら内側ではヤバい!自分がバレると思っている。
隠していても隠せてないし、自分に品がないのはわかっているはずなのに品がある自分をみせようとずっと努力してきた。

家ではグウタラでソファーとテーブルの間の座布団一枚幅しかない隙間にはまりこみ、ぐでたまみたいにダラ~ンとして一歩も動くものかと決めこんで、寝ころがってお菓子食べながらテレビをみている私が上品なはずがない。
事実を見ろ!(って、自分に笑う)

グウタラしている時が最高に幸せだ。
自分を作らなくていいから楽。
ずっーーーーーーっとこうしていたい。
それが本音。

なのに外では違う自分で生きようと常に努力してきた。

家にいる時の自分が最高に幸せなのにも気がつかなかったくらい、家に帰ってきても仕事を持って帰ってきたり、仕事のことを考えたり、色んな事を心配したり。
何がしたかったんだ?
どうなりたかったんだ?って思う。

自分のこと何にも知らない。
知らないでボケかまして生きている。
ほんとの自分はどんななのか?
ほんとはどんな自分で生きたいんだ?

だから自分を知ることはやめられない。
一つ一つ知っていくと安心する。
またまだ知らないことだらけ。
目を背けたくなる時も沢山あるけれど、認めれば楽になるから、やめられない。
楽しく調べよ!


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