見出し画像

大谷翔平と王貞治の成績を、AIに比較評価させると

大谷翔平が二刀流や50-50で、空前の大記録を達成する度に、自分の中ではどうしても、日本プロ野球最大の記録男だった王貞治と比較をしてしまう部分があるのです。
もちろん王選手は日本国内のみで活躍した選手であり、打撃専門であり、時代も昭和ですし、大谷選手との直接比較は無理があるとは思うのですが。
それでも、あの圧倒的な数字(大谷選手と同年齢の30歳時点で、8年連続ホームラン王、8年連続年間ホームラン40本以上、3年連続首位打者)は、誰をも寄せ付けない前人未到のものだったから、それを大谷選手の成績と比べたら、どちらがどうだろうと比較したい気持ちが、どうしてもありまして。

そこで今回は、王選手と大谷選手の成績を、入団からの年度ごとに比較して、「どちらの成績を高く評価するか」を、1年ごとに優劣を判定していきたいと思います。
(「もしも王選手と大谷選手が、高卒で同じチームに同時入団していたら、どうだったか?」というシミュレーションでもあります)

と言っても、プロ野球の専門家でもない私が、主観を交えて判定しても、説得力がないので(大谷の二刀流成績と、王の打撃成績のみを比較するのは、特に難しいので)、評価はAI=チャットGPTに委ねることにしました。
二人の年度ごとの「打席数」「打率」「ホームラン数」「打点数」「四死球数」「盗塁数」、そして大谷選手の「登板数」「投球回数」「勝利数」を
加えて、AIに総合的に判断してもらおうと思います。

ただし、「王貞治」の成績、「大谷翔平」の成績、という形で入力すると、
AIも2人のことを知っているので、余計な判断を入れてきます。そこで王選手は「A選手」、大谷選手は「B選手」として入力し、純粋に数字だけで判定させることにしました。
それでは。

1年目


王貞治  打席数222 打率.161 ホームラン7本 25打点 
                  27四死球   3盗塁
大谷翔平 打席数204 打率.238 ホームラン3本 20打点
                  13四死球   4盗塁
     13試合登板 投球回61 3勝
<AIの回答>
A(王)選手は打撃において長打力があるものの、打率が低く、走塁があまり期待できません。
B(大谷)選手は打撃において安定性があり、投手としても一定の貢献をしています。
したがって、B(大谷)選手の方がバランスが取れており、特に投手としての役割を加味すると、より高く評価できるでしょう。

2年目

王貞治 打席数502 打率.270 ホームラン17本 打点71点
                      四死球72 盗塁5
大谷翔平 打席数234 打率.274 ホームラン10本 打点31点
                     四死球21 盗塁1
     24試合登板 投球回155回  11勝
<AIの回答>
A(王)選手は打撃において安定しており、出塁や長打力でも貢献しています。シーズン通しての安定感があります。
B(大谷)選手は打撃面でA選手に劣る面がありますが、投手としての貢献が非常に大きいです。特に投球回や勝利数が注目に値します。
総合的に見ると、投手としての貢献を含めて、B(大谷)選手の評価が高いと言えます。

3年目

王貞治 打席数471 打率.253 ホームラン13本 53打点
                    67四死球  5盗塁
大谷翔平 打席数119 打率.202 ホームラン5本 17打点
     22試合登板 投球回160回 15勝 ※太字はタイトル獲得
<AIの回答>
A(王)選手は打撃面で一定の貢献を果たしています。出塁能力や盗塁を含めた総合的な打撃成績が安定しています。
B(大谷)選手は打撃面ではA選手に大きく劣りますが、投手として非常に優れた成績を残しており、160回を投げて15勝という数字は驚異的です。
B選手は投手として圧倒的な成績を上げており、チームに対する影響力は非常に高いです。打撃が劣ることを補って余りある投手成績を持っているため、B(大谷)選手の方が高く評価されるべきです。

4年目

王貞治 打席数586 打率.272 ホームラン38本 85打点
                  四死球84 6盗塁
大谷翔平 打席数382 打率.322 ホームラン22本 67打点
                  四死球55 7盗塁
     登板数21試合 投球回140回 10勝
<AIの回答>
A(王)選手は打撃面で非常に優れており、特にホームラン38本と85打点で、圧倒的な長打力と打点の貢献があります。チームに大きく貢献しています。四死球も84と多く、出塁率が高いです。
B(大谷)選手は打撃でも非常に高い打率を残していますが、ホームラン数や打点ではA選手に劣ります。しかし投手として10勝という重要な貢献を果たしています。
A選手は打撃面での圧倒的な貢献がありますが、B選手は打撃と投手の両面でチームに対する影響力が大きいです。投打の総合評価では、B(大谷)選手の方が評価されるべきでしょう。

<1~4年目の寸評>

入団4年目までは、全て大谷選手の評価が上回っていますね。
1本足打法に出会うまで足踏みがあった王選手、入団2年目には二刀流で
10勝10ホームラン、3年目には最多勝を獲得した大谷選手では、スタートダッシュでは差があったのですね。
王選手が1本足打法に開眼した4年目も、まだ若干打率が低めなことから、大谷選手の二刀流実績を超えられませんでした。
しかしここから、王選手のモンスターぶりが爆発します。

5年目

王貞治 打席数609 打率.305 ホームラン40本 106打点
                  四死球129 9盗塁
大谷翔平 打席数231 打率.332 ホームラン8本 31打点
                  四死球26 0盗塁
     登板数5試合 投球回25回  3勝
<AIの回答>
A(王)選手は打撃で圧倒的な成績を残しており、特にホームラン40本や106打点でチームに大きく貢献しています。四死球129も非常に多く、出塁能力も高いです。
B(大谷)選手は打率が非常に高いですが、打席数が少ないため、シーズンを通しての貢献が少なくなります。投手としても一定の貢献はありますが、登板回数が少なく、投手成績を加味してもA選手に勝る部分はありません。
A(王)選手の方が総合的に高く評価されます。

6年目

王貞治 打席数599 打率.320 ホームラン55本 119打点
                  四死球122 6盗塁
大谷翔平 打席数367 打率.285 ホームラン22本 67打点
                  四死球39 10盗塁
     登板数10試合 投球回51回 4勝
<AIの回答>
A(王)選手は打率.320は非常に高く、ホームラン55本、119打点という圧倒的な打撃成績です。四死球122も多く、打線の中心として非常に大きな貢献をしています。
B(大谷)選手は打撃面で一定の貢献をしていますが、A選手と比べると貢献度が劣ります。投手としての貢献もありますが、登板回数が少ないため、
A選手には及びません。
A(王)選手の方が、総合的に高く評価されるべきです。

7年目

王貞治 打席数575 打率.322 ホームラン42本 104打点 
                  四死球144 2盗塁
大谷翔平 打席数425 打率,286 ホームラン18本 62打点
                  四死球35 12盗塁
<AIの回答>
A(王)選手は打撃面で非常に優れた成績を収めており、特にホームラン42本や104打点でチームに大きく貢献しています。出塁率が高く、シーズンを通して安定した貢献が期待できる選手です。
B(大谷)選手は打撃面で一定の貢献はありますが、打席数が少なく、A選手と比べると、打撃での影響力が低いです。
A選手選手は打撃面において圧倒的に優れており、A(王)選手を高く評価すべきです。

8年目

王貞治 打席数549 打率.311 ホームラン48本 116打点
                  四死球116 9盗塁
大谷翔平 打席数175 打率.190 ホームラン7本 24打点
                  四死球22 7盗塁
<AIの回答>
A(王)選手は打撃面で非常に優れた成績を残しており、特にホームラン48本や116打点で圧倒的な貢献をしています。四死球が116と多く、出塁率が高いので、打線の中で非常に重要な役割を果たしています。
B(大谷)選手は打撃で非常に低い成績で、打率.190は大きな課題です。
A選手は打撃成績が圧倒的に優れており、A(王)選手を高く評価すべきです。

<入団5~8年目の寸評>

大谷選手がMLB移籍、トミー・ジョン手術、コロナでのシーズン短縮と、
色々と苦しんだ時期ということもあるんですが・・・
とにかく王選手の成績が、(AIが再三言うように)圧倒的です。
毎年3割、毎年ホームラン40本以上、毎年100打点、毎年四死球数100以上、そして毎年二冠王。ハイレベルのシーズン成績を、毎年当たり前のように維持をしているのですから、手の付けようがありません。
大谷選手の二刀流も、もはや6年目の4勝・ホームラン22本レベルでは、王選手の圧倒的な打撃成績には、及べなくなりました。
ここで入団4年目までの借りを、王選手が一気に返す展開となったわけですが、はたして王選手のハイレベルに、大谷選手がどう対抗したかと言うと・・・


9年目

王貞治 打席数566 打率.326 ホームラン47本 108打点
                  四死球137 3盗塁
大谷翔平 打席数639 打率.257 ホームラン46本 100打点
                  四死球100 26盗塁
     登板数23試合 投球回130 9勝
<AIの回答>
A(王)選手は打撃において非常に優れた成績を残しており、打率.326,ホームラン47本、打点108点と高い数値を誇ります。四死球137も多く、出塁能力も非常に高いです。
B(大谷)選手は打撃成績で若干A選手に劣りますが、ホームラン46本、100打点と素晴らしい成績です。また、走塁26という走塁面での貢献があり、投手として9勝を挙げているため、打撃以外の面でもチームに多大な貢献をしていて、単なる打者より貢献度が高いです。
そのため、総合的にはB(大谷)選手を高く評価するべきです。

10年目

王貞治 打席数580 打率.326 ホームラン49本 119打点
                  四死球131 5盗塁
大谷翔平 打席数666 打率.273 ホームラン34本 95打点
                  四死球77 11盗塁
     登板数28試合 投球回166 15勝
<AIの回答>
A(王)選手は打撃では圧倒的な存在感を放ち、特に打率、ホームラン、打点、四死球の全てでB選手を上回っています。
B(大谷)選手は打撃成績はA選手にやや劣るものの、十分な成績を示しています。そして投手として28試合、166回を投げて15勝という非常に優秀な成績を挙げており、この投手成績が大きなアドバンテージとなります。
総合的にはB(大谷)選手を高く評価します。打撃と投手の両面で活躍する二刀流選手であり、トータルでのチームへの貢献度が非常に高いです。

11年目

王貞治 打席数576 打率.345 ホームラン44本 103打点
                  四死球116 5盗塁
大谷翔平 打席数599 打率.304 ホームラン44本 95打点
                  四死球94 20盗塁
     登板数23試合 投球回132回 10勝
<AIの回答>
A選手は打撃においては首位打者級の打率.344と44本塁打を記録し、長打力とコンスタント能力が非常に高いです。打撃のみでチームに大きな貢献をしています。
B選手は打撃面ではわずかにA選手に劣りますが、44本塁打と20盗塁で、攻撃に多様性があります。また投手として132回を投げ10勝しており、二刀流としての価値が非常に高いです。
打撃成績で僅差で劣るものの、走塁力でその差を埋め、投手としても10勝を挙げている、B(大谷)選手の方が価値が高いと判断できます。

12年目

王貞治 打席数533 打率.325 ホームラン47本 93打点
                  四死球125 1盗塁
大谷翔平 打席数731 打率.310 ホームラン54本 130打点
                  四死球87 59盗塁
<AIの回答>
A(王)選手は打率と出塁率の高さが際立ち、ホームランも47本と多く、典型的な強打者として、高い打撃能力を示しています。
しかしB(大谷)選手はそのA選手をホームラン数、打点数で上回り、59盗塁数は比較にならないほどの好成績で、全てでA選手を上回り、多面的な活躍で、幅広くチームに貢献しています。
B選手は長打力、打点力、走塁力の全てで優れており、シーズンを通した
総合的なチームへの影響力が圧倒的です。従って、B(大谷)選手を高く評価します。

<入団9~12年目の寸評>

なんと、連続3割、連続ホームラン40本以上と、依然としてハイレベルな成績を維持している王選手に、大谷選手が全勝してしまったのです。
大谷選手がハイレベルを超えるスーパーハイレベルゾーンに突入したと言いますか、サイヤ人を超えるスーパーサイヤ人出現みたいな、凄まじい現象です。
その要因は言うまでもなく、大谷選手が二刀流を維持しながら、毎年ホームラン40本以上を打つ打者に成長したことです(しかもメジャーリーグで)。王選手に匹敵するホームランを打てて、なおかつ投手としての10勝レベルの成績が加わるのですから、これはAI判断としても、大谷選手に軍配を上げるわけです。

しかも12年目には、ついに打撃成績のみで王選手を超える評価を受けてしまいました。ホームラン数で7本の差をつけたとはいえ、王選手の125四死球は、出塁数としては大変な貢献のはずです。
それでも大谷選手は87四死球に59盗塁を加えることで、王選手以上の貢献をした、と評価されたわけですから、凄まじいことです。

入団12年目のトータルでいえば、王選手のホームラン総数は447本、
大谷選手は273本ですから(投手として80勝)、まだ差があることはあるのですが、年度ごとの投打の総合的評価でいえば、この時点では大谷選手の8勝4敗ということになります。
今後この水準を維持していけるなら、大谷選手は数字の面でも史上最大の日本野球選手、ということになりそうです。

いや、大谷選手の場合は、日本・・・というカテゴリーを外した、「史上最大の野球選手」になる可能性もあるわけですけどね。
次はベーブ・ルースと比較ですかね・・・



いいなと思ったら応援しよう!