狂喜乱舞

※この文章は,ビールでは飲み足りず様々なリキュールをひたすらに飲んだのちに手元もおぼつかぬまま書かれた文章です.


エールビールが好きかもしれない。
なんだか軽やかでそれでいて苦味があって、ああ朗らかだ。

昨今の脳内多忙やつかあんまりお酒が飲めてなかったから、もうこれは反動でやけになってビールを買った。コンビニは初々しい新入生でごった返していて、見せつけるように、いや、自虐ネタの如く、ダメな大学生になるなよと先輩風を比良おろしの如く吹かせながら、カゴにビールを投げ入れたのだ。

結局ビールが時で満足なるわけないだらう。vodkaと言うのはどうも素晴らしい飲み物で、嗚呼これはロシア人が偉大なのだ。この透明で透き通っていて清楚な見た目をした蜜は水、つまりはводаだったのだ。あくせんとにкが追加されてВодка。うむ、これは水なんだね君。誠によろしい。


冷蔵庫の上には作ったばかりのT-34/85があって、もう部屋の中には陽気で明るげな春のスラヴであった。南に向かって進んだらさぞ愉快だろうな。地政学的には緩衝地帯にぶち当たるだろうから、もうそうすると此の度のようなどうにも乾かしがたい侵略戦争になってしまうのだ。ロシアの兵器は、音楽は、食べ物はもう大好きで愛おしくて仕方のないことだが、こればっかりは許されない。ゔらじーみるくん、君のことは一生恨むよ。

大学が変わって、新入生に混じって3回生として人文学部に所属することになったのだがら、その存在感は希薄で、立ち位置としてはどうやら院生に近しいものがあるらしい。周りはみんな華やかな一回生だ。許してくれ


バイトも決まらなかって、奨学金にしがみつくのも疲れてきた。ああお金なんてきたらいだ。
思考がまとまらない


いや元々まとまってなかった、もう距離走をして、そこから七条京阪にでて烏丸七条の交差点にたどり着く頃合いにはもう頭の中はさながら扮装地帯であった
何もわからない、どうしたら良かったのかな

疲れてくると自分を否定して、罵って、愚か者だと笑うことでしか自我が保てなくなる。他人に依存するのが良くないから、そうやって確固たる自我がないことを誤魔化すのだ。

社会適合者でなくては。私は無能で、愚かで、すでにさまざまな人間的疾患を背負っているのだから、外面ばかりはまともでなくてはならない。脅迫的な自己批判のもとで出来る限り社会適合者に擬態して、それでも取り繕えない「欠陥」を“個性”と評価されて処理されるように裏工作と愛想笑いに全力を尽くして、ああ疲れてきてしまった

きえよう



希死念慮は3日に一回、いや二日に一回ほど来訪する。君なんて見たくもない、帰っておくれよ

行き場を与えて良いかわからない愛情が希死念慮を否定している気がする、これは宙吊りだ、落ちるか登るかわかんないのだ


少なくともまだ現実的でないような気がした
また希死念慮が、やうやうしく私を訪問してきて、pamphletとか、そう言うのを取り出して「あー此方が、今回お客様に提案させていただきたくあります、“自殺”で御座います、ええ」とかそうやって営業トークを始めた時には、検討可能になる前に何か目標を見誤ってみるとなんだか良いのじゃかないかな、ね。




奈落を赦そう、壊れゆく自我を愛おしく見つめながら前へ進むんだ、

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