なんでずっとズレていたのかわかった、多分 Xデザイン学校ベーシックコース#6−2

同じコースを受けているまるさんのnoteを読んで雷に打たれたので、メモ代わりに追記。

作曲はアート思考
編曲はデザイン思考

という内容。
メタファーは偉大だ。
そのメタファーを考える人はもっと偉大だ。

「ビジネスモデルを考える時は、アート思考で、エスノグラフィで」
「ビジネスリサーチは医師の診察のようなもので」
「ユーザーインタビューはビジネスモデルが決まった後にやるもので」
「ユーザーインタビューからビジネスを考えるとスケールしなくて」

すべて、今までの講座で何十回も聞いて、スライドも見て、何も見ずに書けるのに、理解をしていなかった。今思うと、理解できなかった最大の原因は、個々の内容というより、その繋がりがわからなかったことだったのかもしれない。
講座の中で、全体像を図式でこれまた何度も何度も見てきたのに、基本知識がなさすぎるからか、どうしてもピンと来なかった。

作曲はアート思考
編曲はデザイン思考

まるさんの記事を見て、あーーーーそういうことかと。
毎回何をやっても浅野先生が微妙な顔をしている理由が少し見えたような。

お客さんに「どんな曲が聴きたいですか」と聞いても仕方ない。
自分の中にあるものと、人間そのものへの洞察から、創作は起きる。
とはいえ、オケから「お客さん増やしたいんで新曲よろしく」と頼まれたのに、「今世界的にラップが人気なんでラップを作ってみました」と言ったら「は?」だ。

で。
いったん曲ができてしまえば、いろんな届け方の候補が出てくる。場所と相手に合わせた最適アレンジをあれこれ試せばいい。何が最適かは場所ごとのお客さんを知らないといけない。

思い返すと。
毎回、わからなすぎるが故に、先生の個々の指摘の表面をなぞっていたのかなと。

「これからの時代はデータが大事」と言われて、人間の洞察を忘れてデータが取れそうなビジネスという発想になる。
「ビジネスリサーチは問診」と言われても、企業をどの観点からどの情報を見たらいいのかいまいちわからない。
「自分ごとじゃないじゃん」と言われて、半径3メートルをを急いで見渡して、小さなアイデアになる。
「トヨタがやる意味ないじゃん」と言われて、慌てて「トヨタのイメージってこうだからいけるだろ」と付け足す。

今ならすべて、どの辺の発想がずれていたのかわかる(多分)。

全体像が理解できないとき、直前に見聞きした個別要素に注意を奪われて、こういう明後日の方向の取り繕い方をしてしまう。
勉強しようと意気込んで来ているから、なおさら一つずつに執着してしまったかもしれない。

当然全体の整合性など取れるわけもない。
軸もあるわけはない。
だから、言われた指摘を直したつもりだったのに、ことごとく的外れだったんだな(多分)。
全体がぼんやりでもわかっていれば、修正の仕方がOKかNGかのラインがわかってくる(多分)。

今回のメタファーは、その意味で私には絶妙だった。
今まで全部の過程でことごとく失敗したからこそ、体験したからこそ、そう思うのかもしれないけれど。

あまりにスッキリしたので、なんかこう人の知見にタダ乗りしたような。
自分はわかっていなさ過ぎたのに、申し訳ない感じすらする。

ここまで書いておいて、勘違いだったらそれはそれでウケるのだが。
あと、だからといって個々のスキルの理解度は全然まだ低いのだが。

という勢い投稿。

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