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だんごの思い出

先週まで低温注意報、今週は高温多湿にスコール。
あまりの環境変化に、からだもビックリです。

衣類や寝具を夏モノに替え、庭の植物たちの世話も忙しくなり、
けれど身体は、だるくて動けない。

おかげで、noteもお休みぎみ。
今日は、久々に近頃の事を書いてみます。

ボケた写真は、今日のおやつの抹茶団子とシソジュースです。
団子を作っていた時、ふと昔のことを思い出し、一人笑。

30年ほど前老人施設では、小正月に「だんごさし」という行事をしていました。「ミズキ」という木にだんごを刺して飾り、家内安全、五穀豊穣、健康などを祈願するお祭りなのです。
団子の形は、丸だけでなく、財布やナス、鯛や小判、だるまなど色々。
ご老人も職員も、ワイワイ、ガヤガヤ。
みんな楽しい、団子こね遊び状態になります。

成形が済んだ団子は、茹でられます。
その間に、ホールに立てられた「ミズキ」の枝の新芽を取るのですが、
木が大きすぎて、取りきる前に、団子が到着してしまいます。

団子が来ると、ご老人たちは、待ったなし。
我先にと団子を「ミズキ」に刺し始めます。
ご老人は、子供ほど機敏でなくとも、抜け目なく動き、団子をせしめては、競争して枝に刺すのです。
ご利益は、いかほどのモノか知りません。
年中行事は、季節を楽しめればいいのでしょう、きっと。

そして、1月19日には、寒風で固まった団子を「ミズキ」から外します。
これが、また大変。
固い団子は、砕けて床に落ちたり、取りそびれた新芽ごと折られたり。
ご老人たちは、積極的に作業をされます。
そうして、集められたかカチカチの団子(片)を水に浸して、数日後に団子汁として食べるのです。

当時、ご老人の食事の検食は、職員が順番で行い、ご老人と一緒に食堂で食べていました。
仕事ですから、好き嫌いも、残すこともできません。

若い職員たちは、この団子汁を食べるのが嫌でした。
調理員さんは、できる限り不純物を取り除き、十分に加熱しています。
けれど、飛沫を飛ばしながら団子遊びをして、野外から伐採してきた木に刺され、床に落ちて蹴飛ばされ、拾われた団子を見ているのです。

いつ出されるのか戦々恐々していました。
しかも、一緒に食べるので、おいしそうに食べなくてはいけません。

それにしても、この当時の検食のタイミングは、ご老人と一緒。
私はその後、学校給食の検食をしていましたが、学校給食は、児童生徒が摂取する30分前には済ませていました。
どちらも、毒見役には違いないのでしょうが、この違いは何でしょう。

まあ、昭和のご老人は、私たちよりはるかに頑強でした。


培養土の袋で栽培していたジャガイモ

中身は、このようになっていました。

新ジャガができたので、さっそく食べようと思います。

今日も読んでいただき、ありがとうございます。
暑い夏になりそうなので、熱中症には十分気を付けてお過ごしください。





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