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やさしいストーリー14


たった、一人でいい。

心から尊敬できる人が側に欲しい。
自分のものにならなくてもいい。
特別な存在でなくてもいい。

ただ、そこに居て、日々、目に触れて、存在が確認できればいい。

立派過ぎてこちらが恥いるくらいでもいい。

口が聞けない立場の人でもいい。

男でも女でも構わない。

ただ、毎日、目の前に確かに居ると確認できればいい。

マラソンのゴール地点をひたすら目指す様に、私の心の近くにその人は掲げられていて欲しい。

でも、手が届かないほど遠い存在ではいけない。

同じ時を刻み、
同じ空気を吸っている距離にいる。
それは話している声が振動して届く程の距離がいい。

愛情や束縛や所有欲や、そんなものは関係ない。

近くに居ながら、遠く遥かに超えた域で支えてくれている。

こういう人が居るのだと
こうして生きている人が居ると
感動をくれる。

だから、私も頑張ろうと。

‥‥


枯れそうな私の心に水をくれる人

求めている‥ずっと昔から

‥‥
いつも、心の底ではこんな事考えている。

考えるのは、無制限に自由‥

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