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これからの計画論の条件(1)考えるきっかけ

2018年ごろ、都市計画や建築計画を考える上での前提条件について考えてみました。コロナ以前なので、いまとはちがっていることもありますが、一応メモとしてまとめておきます。
1.考えるきっかけ
当時、「コンパクトシティ」と「地域包括ケア」というテーマを考えていた時に、どちらも、従来の成長・発展を前提として、なにかしらの「開発」とか「建設」を前提とした計画論では対応できないのではないか、従来の計画論の語り口に違和感を覚えたことがきっかけでした。都市を、成長ではなく適切に縮小させていくこと、老化や衰退をやさしく受容していくような眼差しが必要なのではという予感がありました。キューブラー・ロスの「死の受容」を意識したような「受容」としての計画論は可能かという問いでした。


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