習字(6)

画像1 習字(6):「峨眉山月」:(280x230):李白「峨眉山にのぼる半月も秋の気配、その光は平姜江の流れにさしいる。夜中清渓をたって三峡へむかう。君を思いながら姿が見えずに兪州まで下る。」:字の線を離してみた。なかなかいい感じ。各字の独立が散開して互いに融合しそうになる。中国の書では字形は崩すが字単位の独立性はできるだけ保持しようとする。日本は字をすぐに繋げたがる。字の線を離し散らして隣との境界を曖昧にするのも日本的かもしれない。良寛の字のように。

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