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(仮)わたしの異論

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計画論でも引用でもTVレビューでもない,わたしのちょっとひねくれた意見(異論・暴論)です。
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話を大きくする人たち / 変えたがる人たち

1.   変えたがる人たち  「変えること」、「改革」や「変革」を無条件で正しいと思っている…

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ヘタウマについてのノート

中村不折の書の魅力をなんとか言語化しようとして、ヘタウマということについて考えてみた。 …

オサムエバタ
5か月前
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若き谷口吉郎の旅

 若き谷口吉郎は大戦直前の1938年から1939年にドイツに滞在していた。ベルリン日本大使館建設…

オサムエバタ
5か月前
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ゴジラ-1.0は見ない!

映画「ゴジラー1.0」の評判がえらく良い。私の同い年の経済評論家で100万人のYOUTUBEチャンネ…

オサムエバタ
9か月前
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ヨーロッパって案外賢くない

ヨーロッパって案外賢くないのではないか。 1.CO2削減を名目にして、ガソリン自動車を廃止…

オサムエバタ
10か月前
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ニューバランスが最高に賢い!

 大谷翔平が、全国の2万の小学校に、野球のグラブ(スポンサーのニューバランス社製)を3個…

オサムエバタ
10か月前
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デザイン雑談:水晶宮/万博の建築について

 水晶宮は、1851年のロンドンのハイドパークで開催された第1回万国博覧会の会場として建設された。大きさは長さ563m幅 124mの約7万㎡で、特筆すべきはこれをわずか9か月で完成させたことである。設計者のジョセフ・パクストン(1803-1865)は、庭師からスタートし大温室の改良の経験を積んで、この世紀の大建築を成功させた。建築部材の徹底したプレファブ化と、建設工程の合理化によって短期間の工事を可能にした。しかも驚くべきは、この水晶宮は移設可能であって、600万人を集めた1

デザイン雑談:アトリウムへの夢

 アトリウムとは、建物の中庭の吹き抜けに屋根がかけられた空間である。(上の写真は私の設計…

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デザイン雑談:ソビエトロケットの形態論(3)ロシア宇宙主義の復活

宇宙船はなぜ「船」とよばれるのか?  それは、ボストークに先行して同じ設計の無人試験機を…

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デザイン雑談:ソビエトロケットの形態論(2)球体への偏愛

ボストーク宇宙船について:  ボストークやソユーズといった宇宙船の形態は、長い間秘密であ…

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デザイン雑談:ソビエトロケットの形態論(1)クラスターの美学

僕はソ連のロケットのデザインを偏愛している。  とくに初期のボストーク宇宙船とその打ち上…

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デザイン雑談:国会議事堂のデザインは変だ!

日本の国会議事堂のデザインはそもそも異常なのではないか。  中央部の段上の屋根は、マウソ…

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「意識」の誕生あるいは「非ー自己責任論」

自分という意識について考えてみました。 (2022年5月10日のブログからの展開として)  3000…

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「失われた30年」とかいう人を好きになれない

 なんとなく、「失われた30年」とか「失敗続きの20年」とかいっている人が好きになれません。なぜそうなのかを、いろいろ考えてみました。 過去の失敗をいまとやかく言っても仕方がない  いま深刻な問題があるなら、さしあたってすぐ対処することが正しいのではないでしょうか。火事が燃えているのに、火を消さないで火事の原因をあれこれ探しているようなもので、道義的にいかがなものか。現場で症状に対処することと、別の立場にいるヒョーロンカとは、その覚悟が違うのです。 なぜそんなことを言いたがる