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伝えたいこと② 今悩んでいる人たちへ

 私と同じように、ケアレスミスが多かったり、忘れやすかったりして困っている人は結構いると思います。今日はそういう人たちへの、私なりのメッセージです。

 実際にADHDという診断を受けた人、なんとなくそうかもと思うだけの人など、状況は様々だと思いますが、ADHDという診断自体には意味がなく、実際に困っているかどうかが全てだと思います。なので程度はともあれみな等しく、日々やらかす自分自身に悩み、苦しみ、自己嫌悪に陥っているのではないでしょうか。私も診断を受けるまではそうでした。

 でもですよ。あなたが嫌いなその弱点は、あなたのただの一面でしかなく、あなたという人間の価値そのものではないと気づいていますか?

 前回も述べたように、人間誰しも得意不得意があります。
 ADHDや自閉症など、発達障害者の弱点は社会生活を送る場合に目立つ弱点だからここまで悩むのであって、時代や環境が違えば悩まなかったはずです。 
 常に興味関心を示し、頭で悩むより先に行動し、その場その場で臨機応変に動けるADHDは、狩猟生活ではエリートだったでしょうし、苦手な学校生活を捨て、興味関心に没頭する環境を整える母がいたから、エジソンは偉業を成し遂げることができました。現代においても、スタートアップの起業者にはADHDは適性があると言われています。
 今顕在化している弱点は、狭い世界の中でしか適用されない弱点であって、広い世界を見渡せば、そして時代や環境が違えば、圧倒的な長所になり得る。

 あなたが今できないことで自己嫌悪に陥る必要はありません。それはあなた自身の価値を様々な物差しのたった一つで測っただけのことであって、見方によってはあなたほど魅力的な人はいないのかもしれません
 そしてその魅力を見出せない周りの人達が、見る目がないだけなのかもしれませんよ。

 ADHDが社会で生きていく上で、自己肯定感は絶対に必要です。ですので考え方がマイナスにならないよう注意し、自己嫌悪にだけはならないようにしましょう。置かれている環境に適応するため、弱点に対処する必要はあると思います。
 ただそのときは、できないものはできないという、良い意味での諦めと、自分の強みを忘れないこと、どうすればそれを生かせるか考えることが大事だと思います。そのためには苦手な環境から逃げてもいいと思いますし、必要があれば診断を受け、自分を納得させても良いと思います。長年の疑問が瓦解しますよ。

 私もまだまだですが、一緒にADHDを乗りこなしましょう!

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