昇任試験の勉強します

 今年は、今まで後に後に回してきた、職場での昇任試験の勉強に本腰を入れようと思います。それが今年の抱負です。

 もうね、つまんないんですよ。重箱の隅をつつくような5択問題で、そんなマニアックに覚えなくても概要がわかってればいいじゃん、という意識で、今まで嫌々でしか勉強してきませんでした。
 そんな甘い気持ちはお見通しなんでしょうね。都合5回以上受験していますが、合格していません。塾講師時代に暗記のテクニックなどを教えた身で、公務員試験の時もそれを活用して上手くいったのに、投資の観点からも早めに昇進した方が生涯年収的にも良いに決まってるのに、なかなかガチることができませんでした。

 自分の特性も考慮して自己分析してみました。それはおそらく、「楽しみと引き換えに行う苦行」というイメージがあるから、どうにもはかどらないんでしょうね。

 試験勉強がなければこれだけのことができるんですよね
 ・子どもの「今しかない」時期を見守ることができる、一緒に遊べる
 ・興味ある分野の本が読める。あの本もこの本も読みたい。
 ・仕事に直結する勉強ができる。知識もスキルも今身に着けたい。
 ・子どもの情操教育のため、畑も借りてるし、釣りもキャンプも。
 ・ゲームだってしたい。漫画も読みたい。
 ・体のことも考えて運動もしないと。 などなど

 まあ全部できるわけじゃないですけどね。でも「今こそ」やりたい内容ばかりで、これらを犠牲にしてまで、つまらん法律のお勉強、しかも随時改正され、覚えても陳腐化するから、使うたびにググって最新情報を確認する必要がある知識に力を注ぐ必要があるのか、と疑問に感じていたわけです。

 しかし最近、別の方向からモチベーションが刺激されてきました。

 ありがちですが、同期がどんどん昇進してきました。何名かは係長になり、いつか上司として配属されるかもしれません。というか、そういう関係になっている同期がいました。やりにくいこともあるだろうし、あいつの下にはつきたくないってパターンもあるかも。

 また、もう一つは階層が上がらないと、面白い仕事ができないってことに気づかされたのがあります。
 うちは部長、課長、係長、主査、主任、職員という序列で、私は主任なわけですが、係長以上が一般に言う管理職です(厳密には係長は管理職扱いではないんですが)。
 そして係長を中心として仕事は進んでいきます。プレイングマネージャーであり、一番キツイと言われる係長ですが、だからこそ係長に情報が集まるんですよね。前から薄々気づいていましたが、今の部署にきて、主査以下と係長以上では、集まる情報に雲泥の差があると再確認しました。

 個人的にはこれは階層性の弊害であって、Slack等を用いた情報共有・公開を進めることで、組織をフラット化し、主査以下のすべての職員に同じレベルの情報が行き来できるような組織になってほしいと願うところなのですが、そのようなアイデアを出しても組織が変わるには膨大な時間を要します。なによりアイデアが出ても、それを採用して大変革しようという気がさらさらない。
 コロナ禍で変革するかと思いましたが、役所はやっぱり役所です。民間と比べて遅いし危機感がない。だから当分変わらないこの組織で、寄生して楽に生きていくよりも、仕事に楽しさを見出すためには、係長以上に昇進したいなと思ってきました。

 なにより辛いんですよね。興味があっちこっちに行くADHDとしては、3年ごとにある異動のおかげで、飽きたころにはまた新しい部署ということで、刺激にはなっていたんですが、主査以下ではやれることが同じレベルということがわかってきたら、異動しても結局同じようなものと思うと、仕事に飽きてきそうです。

 また、物事って全てが白黒はっきりするものではないじゃないですか。
 そんなとき、私のAという考えと、上司のBという考えが対立した時、部下が退くしかないんですよね。あんたの考えより俺の考えの方が絶対いいって思ったことは何度もありました。どの上司とは言いませんが。

 てことで年貢の納め時かなと。やるしかありません。

 そうなると、どうやって勉強を継続するか、気持ちに折り合いをつけるか、効率的に勉強するかが大事になってきます。一発合格したいですしね。目下検討中ですが、こうやって計画を練ることが若干楽しくなってきたのは、自分としてはいい傾向だと思います。成功するときのパターンです。

 自分の特性を生かした学習法を確立したいと思います。とりあえず学習状況の報告はしようと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?