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☆【未来解読方法】天冥合生まれNさん

前回、ネイタル(出生図)を解読したNさん、

今回は未来鑑定をしてみます。中級向けですが、Nさん(まったく占星術知らない)にもなんとか伝わるように書いたつもりです。

未来予測で主に使われるのは、
・プログレス(進行図)=P
・トランジット(経過図)=T

です。進行は体内時計、心身のタイミング。
 経過は現在の星の動き=時の運とされています。
 体内時計と時の運が上手く合わさった時、運命が大きく動きます。

 例えば、経過でMCという社会的地位の頂点に幸運の星である木星が来ているとします。
 社会的地位の拡大、出世などが期待出来ます。
 ところが進行の月(心身のコンディション)が12ハウス(奉仕・癒し・潜在能力)にあります。12室は隠遁、隔離された場所という意味もあり、積極的に外部と関わりたくなくなります。
 実際私も体験しましたが、不特定多数の接客業が辛くなり仕事を辞め、一気に交友関係を狭めました。
 つまり、時の運が「チャンスだよ!活躍せよ!」と訴えてきても、心身のコンディションが「気分じゃない」とくれば、行動には移せないのです。

 もう一つ例にあげると、恋愛運。
 よく出生図(ネイタル=N)の金星とT金星が合になるとラブチャンスと言われます。金星は動きが早く、この合は1年に1度は起こります。
 「もう何年もご無沙汰よ!」
 と思われる方も多いと思いますが、この時、進行の太陽がMCと合だったとします。すると仕事の面で認められ躍進するチャンスですから、金星は恋愛ではなく金運や仕事の愉しみの方へ使われます。
 あと金星同士の合にT土星が90度だったとすると、土星は削る、減る、制約する意味があり、金星より強い星ですから、仕事上の責任で遊ぶ時間が削られたり、厳しい父親から付き合う事を反対されたり…があるかもしれません。ブレーキを掛けられる感じですね。

 このように、星同士が複雑に絡み合い運勢を奏でていきます。
 上級者になると、出生図・経過図・進行図の3つを重ねる三重円というのを使いますが、ワケワカメです。
 なので最初のうちは進行図の太陽と月だけ見てみましょう。これだけでも運勢のタイミングは掴めます。
 その次は、経過図の大惑星以遠(木・土・天・海・冥)がアスペクトを取っているかみます。私は合とハードアスペクトを主に見ます。
 ソフトは気付きにくいからです。読み方は個性がありますが、シンプルが一番です。
 今回プログレス中心でトランジットは添えるだけでリーディングしてみます。

プログレス(進行)

 では早速、Nさんの進行から見ていきましょう。
作成はこちら。

内円が出生図=ネイタル=N
外円が進行図=プログレス=Pです。

1.進行の太陽

  P太陽は左脳的働きをします。資格を取りたいと思ったら参考書を買いに行く、といった計画・理論的・能動的・男性性的な働きです。
  1年に1度ずつ動くのでその年のテーマが解ります。
  山羊座の5ハウス (創造・趣味・恋愛・子ども) にあります。
 6度なので、6年前から山羊座テーマでした。
  今の職場に勤めたのが10年前で、山羊座入りは4年後ですから中堅となりバリバリ働いていたあたりじゃないでしょうか?
  土星の影響を二重に受けるので仕事を頑張る…頑張り過ぎたのかもしれません。周りに「~ねばならない!」と厳しめだったのも、土星先生の影響かも。
  山羊座と5室は意味が真逆のように思います。仕事と遊びです。
  5室に星が入るとラブチャンス☆彡と言いますが、子供に関する事など、意味は様々です。
  サビアンを見るのが手っ取り早いです。

  土台をつくる、責任感、自己犠牲という意味があります。
  5室は獅子座がオーナーで生きる楽しさ、創造力です。
  責任を果たしつつ、自分の愉しみを見つけて表現していい、という意味に取れます。

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