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ひら☆マン卒業生の遠野よあけが語る マンガが好きなあなたに「ひら☆マン」をオススメする理由 第3回

みなさんこんにちは。ゲンロンスタッフの遠野よあけです。
「マンガが好きなあなたに『ひら☆マン』をオススメする理由」、第3回の更新です。今日は昨日に引き続き、元受講生のメールインタビューを紹介します。

第2期に聴講で参加し、その後第5期でもリピートで参加された富田童子さん。「ひら☆マン」受講前の悩みや、受講後にそれがどのように解決していったのかを語ってくれました。
教室のなかでの受講生同士の雰囲気もうかがえるインタビューとなっています。
質問は、前回同様の5つをお聞きしました。

■質問1.ひらめき☆マンガ教室を受講した理由を教えてください。
わたしはひら☆マン第2期が始まる少し前にある雑誌で賞を頂きデビューしていたのですが、その後次作がうまく作れず悩んでいました。
担当編集さんや友人たち以外に、真顔で漫画について話をできる場が欲しくて、すがるような気持ちで受講したのを覚えています。本気で漫画の話をしても笑われない場所が欲しかったです。

■質問2.ひらめき☆マンガ教室を受講して感じたこと、得られたものを教えてください。
楽しかったです!
楽しかったので、実はわたしはプロとして連載を抱えながら5期もおかわり受講しています。
2期の時、聴講生にもかかわらず「(担当編集に)漫画にドラマがないっていわれるんです…ドラマってなんですか?」といったことをさやわか先生に飲み会でしつこく聞いていました。
わたしはかなり偏屈な性格なので、少しでも「適当にあしらわれている」「このおじさんたちは素人を丸め込もうとしている!」などと感じたらすぐ話を聞くのをやめていたように思います。
その時くらいからなにやら信頼関係のようなものが生まれ、真摯に主任講師の話を鵜呑みにしてみた結果、受講から半年後くらいには読切掲載にこぎつけて2期終盤には連載をはじめていました。
あの時真面目に話を聞いていなければ偏屈を拗らせてデビューは3年は伸びたと思います。

■質問3.授業の内容や、講評でのフィードバックで印象にのこっていることはなんですか?
5期はプロデビュー後連載しつつ課題を提出していたのですが、ある授業で、「コマ割りが読みにくい」「フキダシの位置が逆」「台詞が分かりにくい」などなど言われまして、課題用ネームが先生の修正で真っ赤になったことがあり、あれは衝撃でした。
え?プロなのに?そんなに直されるの?…わたしもおもいました。
その時は反骨心もあって、すぐには認められなかったのですが、今振り返るとそれまでの自分の漫画はホスピタリティが無く本当に読みにくいものでした。
プロになると分かりにくさも「個性」として処理されることが多いので、こういったことに気が付きにくいように感じています。読者を増やす為にはものすごく大切な事なのに。
先生、ありがとうございます。今はもう少しマシになったとおもいます。

■質問4.ひらめき☆マンガ教室はあなたにとってどんな教室でしたか?
立場も年齢もちがう人たちが、漫画という共通点だけで同席し阿鼻叫喚して朝まで語り合って目にクマを作りながら奮起するような…愛おしい場所です。

■質問5.いまひらめき☆マンガ教室の受講を検討している方へ一言おねがいします。
ひらめき☆マンガ教室は、先生も講師も多種多様です。
ある月のカリキュラムが自分に合わなかったとしても、次の月は別のカリキュラムで違う講師に話を聞くことが出来ます。講師によって評価基準も変わってきます。わたしにはこの豊かな授業スタイルが心地よかったです。
また、漫画家を目指すような人たちは、人付き合いが苦手という人も多い気がします。
大丈夫です、なぜなら主任講師が筋金入りの陰キャなので、そこはかなり理解があります。
ひらめき☆マンガ教室の受講に悩む貴方は多分きっとおそらくここではマジョリティです。
漫画家の悩みにはフェーズがあって、自分が漫画家になる前の時の悩みとプロとして連載を継続する時の悩みはまったく別物です。
その時の自分に合った指導やアドバイスをくれるので、プロ作家さんも「マンガ教室は初心者が行くもの」と決めつけず受講を検討して欲しいと思います。
受講すると漫画の事で毎日頭がいっぱいで目のクマがとれなくなる一年の幕開けです。おめでとうございます!

回答者:富田童子(https://twitter.com/TomitaDouji

きのうの今井曖昧さんのインタビューでは、「ひら☆マン」に通ってみて「漫画を仕事にしなくても漫画は描き続けることができる」ことを教わった、という話がありました。
そして今回の富田さんのお話では「漫画家の悩みにはフェーズがあって、自分が漫画家になる前の時の悩みとプロとして連載を継続する時の悩みはまったく別物です」という言葉の通り、マンガを仕事にしていくうえで、「ひら☆マン」の教えがいかに役立ったかという内容になっています。

今井さん、富田さんのお話は一見すると真逆のお話にも見えますが、実際にはどちらも、「自分の人生のなかでどのようにマンガと向き合っていくか」というひとつの方向性を共有しています。そしてそのことが、とても「ひらめき☆マンガ教室」らしいと、ぼくは思います。「ひら☆マン」は、マンガ家を育てる教室であると同時に、マンガとの向き合い方をおしえてくれる教室です。

だからあなたがもし、マンガが好きで、これからの人生でもマンガと関わっていきたいとすれば、「ひら☆マン」を受講することで得られるものはきっとたくさんあるはずです。

今日(22日)は夜19時から、YouTubeにて「ひらめき☆マンガ教室 無料説明会」の放送もあります。そちらもぜひチェックしてみてください。

ではでは、また明日。(遠野よあけ)

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