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マンガが好きなあなたに「ひら☆マン」をオススメする理由 第17回 「卒業生インタビュー:静脈さん」

みなさんこんばんは。ゲンロンスタッフの遠野よあけです。
「マンガが好きなあなたに『ひら☆マン』をオススメする理由」通称「ひら☆スス」、第17回の更新です。

前回に引き続き、今回も受講生へのメールインタビューを紹介します。6人目の回答者は、現在「ジャンプ+」で『マリッジトキシン』(作画:依田瑞稀)の原作担当をされている静脈さんです。

■質問1.ひらめき☆マンガ教室を受講した理由を教えてください。
 あまりこれといった目的意識はなかったです。超ボンヤリしてました。ただ、マンガみたいなものは小学生の頃から描いたりしていたので、知り合いがひらめき☆マンガ教室に通っているのを知り、面白そうだなと思って受講してみました。当時やっていたWebエンジニアの仕事は、辛くはなかったですが一生これをやっていくのか…と想像した時に、「なんか違うかもしれない」という違和感もあったので。
「プロのマンガ家になりたい!」と強く思ってはいないのですが、何か変わるキッカケになれば良いかな…という、ボンヤリした動機で受講を決めました。

■質問2.ひらめき☆マンガ教室を受講して感じたこと、得られたものを教えてください。
 マンガを描いて講評してもらうコース(現・ひらめき制作コース)を二年受講してまして、一年目はマンガに対して真剣に向き合う姿勢を得ました。作品を読者に届けるために考えなければならないことが数多くあり、全く足りていないのだと自覚できた一年目でした。
 なので、二年目は自分にできること・できないことを考えて、いろいろ試してみたりすることに積極的になれたと思います。それが現在にまっすぐ繋がっていると実感しています。

■質問3.授業の内容や、講評でのフィードバックで印象にのこっていることはなんですか?
 さやわか先生と大井先生の「企画のワークショップ」で、自分が出した企画に対し、「ジャンプ+が向いている」とアドバイスをいただいたことでした。同時に、絵に自信がなければ「ネーム原作」という関わり方もある、とも。
 聞いた時はもちろん、「自分がそんなことできるわけない」と思ったのですが、一年目でいまいちマンガに向き合えなかった反省と、「ジャンプ+」という媒体にしっくりくる感触もあって、そのアドバイスにのってみようと思ったのでした。
 担当編集者さんがついた後も、しがみつくのに必死でしたが、ひらめき☆マンガ教室で最初に教えてもらう一番「大切なこと」をひたすら守ることで、(今の所は)マンガでご飯が食べられるくらいにはなれました。
 その「大切なこと」は非常にシンプルで、聞いたら拍子抜けするかもしれませんが…振り返ってみると、結局それが一番ためになっていると思います。初回の講義で教えてもらうと思うので、お楽しみに。

■質問4.ひらめき☆マンガ教室はあなたにとってどんなスクールでしたか?
 プロ・アマ問わずマンガを描いている人が身の回りにいなかったので、そういう人たちと直接知り合えるのがすごく刺激になりました。自分としてはコミュニティに苦手意識があるので、最初は後方で腕組みしながら観察するだけでしたが、毎月教室で顔を合わせたり、作品を読んだりするうちに、話せる人が何人かできました(一年近くかかりましたが)。大人になってからこういう場所ってあまりないな…と思います。

■質問5.いまひらめき☆マンガ教室の受講を検討している方へ一言おねがいします。
 ひらめき☆マンガ教室は、マンガ家を目指していなくても、何かしらの「キッカケ」が掴める場所だと思います(毎回の課題に取り組み、講師の先生方のアドバイスを受け止めれば)。僕自身、ここで掴んだ「キッカケ」がなければ、今こうしてマンガでご飯を食べれるようになってなかったと思います。毎日モヤモヤしながら、目の前のタスクを消化することに精一杯だったろうな…と。
 もちろんその「キッカケ」にしがみついていくのは大変ですが、それすらもひらめき☆マンガ教室はサポートしてくれると思います。積極的に関わっていけば、より手厚く。
 ひらめき制作コースに敷居の高さを感じる方は、聴講コースもオススメです。

回答者:静脈(https://twitter.com/joumyakun)

静脈さんのお話、いかがだったでしょうか。
いまでは「ジャンプ+」という大メディアで連載漫画を手掛けている静脈さんですが、そこに至るために守り続けたのは、ひらめき☆マンガ教室で最初に教えてもらう一番「大切なこと」とのこと。それが一体なんなのかは、「ひら☆マン」に来ればわかる……!
そして、それを知ったあとで、またこのインタビューを読み返していただくと、「大切なこと」の意味がより深くわかるかもしれませんね。

さて。
3月11日の「ひら☆マン」来期申込期限まで毎日更新してきたこの連載も、あと数回で終わりですね。明日は、メールインタビューではなく、私が「ひら☆マン」を受講したときに感じたことを書こうかと思っています。

それではまた明日。(遠野よあけ)

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