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ひら☆マン卒業生の遠野よあけが語る マンガが好きなあなたに「ひら☆マン」をオススメする理由 第9回

みなさんこんばんは。ゲンロンスタッフの遠野よあけです。
「マンガが好きなあなたに『ひら☆マン』をオススメする理由」、第9回の更新です。今日は受講生へのメールインタビュー3人目を紹介します。

現在開講中の第6期に聴講コースで参加されている、小説家の新川帆立さんです。
マンガ家以外の表現や仕事についても、「ひらめき☆マンガ教室」の授業が役に立つとしたら、どんな側面においてなのか。今回も5つの質問に答えていただきました。

■質問1.ひらめき☆マンガ教室を受講した理由を教えてください。
もともと一般文芸の作家ですが、いまはライトノベル執筆に挑戦しています。ライトノベルは、キャラクター造形の考え方が一般文芸にくらべてマンガ的だと感じ、マンガ的なキャラ造形を学ぶために受講しました。

■質問2.ひらめき☆マンガ教室を受講して感じたこと、得られたものを教えてください。
実際に受講してみると、キャラ造形よりも企画の立て方の講義が非常に参考になりました。企画の立て方とキャラ造形は不可分一体(というか結局同じ話)なので、企画の立て方を通してキャラクターについての理解も深まりました。
ほか、小説とマンガの表現形式の違いを考えることで、翻って小説に対する理解も深まりました。マンガ家の技術面にも着目できるようになり、マンガを読むのも以前より楽しくなりました。

■質問3.授業の内容や、講評でのフィードバックで印象にのこっていることはなんですか?
読者にわかりやすく記号化して提示すること、引きやめくりに対する意識、読者に快感を与え続けることなど、小説でも本来気をつけるべきでありながら、小説家は軽視しがちな要素にマンガ家さんたちは真摯に向き合っていることが非常に勉強になりました。小説の世界でも是非やるべきことばかりだった。
実際に手元で書いている小説作品の設定やキャラ造形について、講師陣に質問をして具体的なフィードバックをもらったり、小説のコミカライズやマンガ原作の仕事について相談し、実践的なアドバイスをもらえたのも現実的に非常に助かりました。
もうひとつ。大井昌和先生に「エンタメ作品を作っていると、読者さんの弱った心につけ込んで、お金を巻き上げる教祖のような気持ちになる」と相談したところ、「読者の教祖になる覚悟がないならエンタメはできない」と言われたのが印象的でした。その後もたびたび思い出して心に留めています。

■質問4.ひらめき☆マンガ教室はあなたにとってどんなスクールでしたか?
エンタメをやる人だったら、間違いなく勉強になる教室です。

■質問5.いまひらめき☆マンガ教室の受講を検討している方へ一言おねがいします。
自分でマンガを描かなくても、広くエンタメや創作に興味がある人にとっては面白い講座だと思います。小説家、特にライトノベル等、コミカライズ、アニメ化を狙うタイプの小説を書いている人は、とりあえず聴講してみるといいのでは。

回答者:新川帆立(https://twitter.com/hotate_shinkawa

メールインタビュー、いかがだったでしょうか。「エンタメをやる人だったら、間違いなく勉強になる教室です。」という新川さんの回答が力強いですね。
マンガについて学ぶことが他の表現にも役立てられること、それから教室ではさやわか先生や大井先生に、創作についての悩みや相談も直接聞くことができるのも、「ひら☆マン」受講のメリットといえそうです。

浦沢直樹先生もゲスト講師としていらっしゃることが先日告知された、第7期ひらめき☆マンガ教室。
受講生の申し込みは3月1日(金)までです。ご検討されている方はどうぞお早めに!

ではでは、またあした。(遠野よあけ)

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