ピアノコンクールの裏側


1.ピアノコンクールの裏方

音楽大学に通っていると、コンサートやコンクールの裏方のバイトの話があります。このバイトを学生の間では「ステージマネージャーのバイト」通称「ステマネ」と呼んでいます。今回は私がピアノコンクールのステマネをした際の視点から、裏側を述べます。

2.まずはコンクール会場の準備

私がステマネをした時のコンクールは、最初の受付のグループは12時〜でした。その時間に受付が出来るように、私達ステマネは9時に会場に集合します。コンクール主催の社員の方が1人、私を含め学生のステマネが5人でコンクールをサポートしていきます。会場に集合したら、立入禁止エリアや舞台袖への案内の設置、受付エリアや舞台袖の準備をします。ピアノコンクールということで、グランドピアノの調律師の方もいらっしゃって準備を進めていきます。

3.ステマネの役割分担

ある程度会場の準備が出来たら、5人の学生ステマネは、以下のように振り分けられました。
・受付
2人。コンクールの審査をされる先生方、出場者だけではなく、昼食のお弁当の業者の方への対応、落とし物や忘れ物の管理などを担当。私は受付を担当しました。

・舞台袖スタッフ
2人。出場者の一覧を渡され、舞台袖まで集合しているかチェックする。来ていない方がいたら、社員の方に報告。

・影アナ
1人。影アナとは「影(舞台袖)のアナウンス」の略で、コンクールの注意事項や休憩時間を声でアナウンスをする役割。

4.コンクールの審査をされる先生方が到着

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