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黄土高原に生きた人々の歴史物語 by 村松弘一

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書き手:村松弘一(GEN世話人)黄土高原をはじめて訪れて30年、その魅力に“ハマった”歴史学者です。 古代から現代まで行ったり来たり、黄土高原の環境と人々の歴史を気ままに語ります。
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#楡林

黄土高原に小型風力発電機を持っていく by 村松弘一(GEN世話人)

======================  いまや世界をリードする中国の風力発電。しかし、20年前は違いました。日本から黄土高原に小型風力発電機を持ち込んだ時のドタバタ、思い切って公開します。 ======================  今回は今から約20年前、2005年のお話です。この話は私の中国史の授業では「鉄板ネタ」です。あまり公にしてはいけないような話もあるかもしれませんが、もはや時効となっていると思いますので、思い切ってみなさんに公開します。  この時期、

はじめての黄土高原へ~1993年夏 by 村松弘一(GEN世話人)

======================  1993年夏、はじめて私は黄土高原を訪れました。その時撮影した写真を見ると黄色い大地がむき出しになっていました。それから30年、今、そこは緑に覆われています。GENのたどった30年は、黄土高原全体の緑化の30年であったと言えるのかも知れません。 ======================  数日前、GENのエッセイのネタ探しのために研究室を整理していたところ、未開封の段ボールのなかから、はじめて黄土高原を訪れた時の写真を発見