黄土高原史話<40>都はどこに置くべきか by 谷口義介
本誌『緑の地球』は公称つまりサバを読んで1700部発行と。このうち80部ほど中国へ送付の由。そういえば何年かまえ大同で、「『史話』、読んでますよ」と言われたことが。
ダラダラ続いて本シリーズ、数回まえから後漢時代に入ったが、中国では前漢・後漢とは言わず、西漢・東漢と。それぞれの都が、西の長安(陝西省西安市)と東の洛陽(河南省)にあったことによる。それよりはるか昔、今の西安市西郊の鎬京(こうけい)から現洛陽市内の洛邑(らくゆう)へと都を遷した周王朝も、西周・東周と呼ばれます