ナンバープレート変えてみた Part1
「そうだ、ナンバープレート、変えよう。」
そう思って、陸運局(※)等への手続きを自力でやってみた。その中でいろいろ思うことがあったので、その顛末を記録することにした。
※正式には「運輸支局」などと呼ぶらしいのだが、面倒くさいのでこの記事では「陸運局」で統一する。
記事の目的
・自動車の所有権留保解除手続等をOSSで実施した記録を残すこと
・手続きの煩雑さから成る鬱憤をぶちまけて晴らすこと
古くなった住所
ここ7,8年、引っ越しが多く、4か所も住所が変わっている。家賃の滞納で追い出されたわけでもないし、葛飾北斎よろしく、狂ったように引っ越しをしたいわけでもなかったのだが、いろいろあって、こうなった。
そうして気が付けば、自動車の車検証の住所が、相当古いものになっていた。
変更のきっかけ
今年の2月、自動車の具合が悪くなった。ABSランプが点灯しっぱなしで、何をしても消えない。結局、ディーラーに修理してもらったのだけれど、見積り金額が高額(※)であれば、廃車にしようと思っていた。
※ABSの場合、運が悪ければ20万とかかかるようで。
けれども、廃車をするとなった場合、車検証の住所が古いままでは不都合らしい。加えて、ローンで車を買ったため、登記上の車の所有者がローン会社のままになっているが、これも廃車には不都合らしい。まぁ、廃車するかしないかにかかわらず、住所等の変更手続自体は、そもそも義務のようで。
そういうことを調べているうちに、小骨が喉の奥に刺さったような感じがしてきて、気持ちが悪い。この際、必要な手続きをやってしまおうと決意した。どうやら、住所変更手続と所有権留保解除手続というものが必要らしい。代行業者に頼むのも手だが、割高な手数料を払うのが嫌で、自力でやることにした。
手続きの概略
①ローン会社
必要書類の発行依頼
②陸運局
車検証・ナンバープレート変更申請
③警察
車庫証明申請
対ローン会社の手続き
まず、登記上の所有者であるローン会社に、申請に必要な書類を発行してもらう。僕の場合、ローン会社は大阪トヨペットだったので、以下のページを参考に必要書類をそろえて郵送。
書類を集めるのは少し面倒だった。車検証の古い住所から現住所まで、自分がどう移り住んできたかという証明をしなければいけない。けれども、引っ越しを繰り返しているせいで、今の住民票だけでは証明が十分にできない。
結局、以前住んでいた市に「住民票の除票」という書類を請求する羽目に。この時、除票はローン会社だけでなく、陸運局などにも提出が必要になると考えたので、3部ほど請求しておいた(実際、陸運局も提出が必要だったので、この判断は正解だった。)。
ちなみに、必要書類を揃えてローン会社に郵送したのは金曜日だったが、日曜日には手元に戻ってきた。「どんだけ仕事早いねん」と驚愕。同時に、これからの陸運局・警察の手続きはこんなにうまくはいかないんだろうなぁと、近い将来を憂う。
OSSという選択
必要な書類はそろった。次は役所への申請。必要な申請は次のとおり。
・陸運局
車検証・ナンバープレート変更申請
・警察
車庫証明申請
車庫証明申請は、平たく言えば
申請者「私は普段ここに自動車を止めてます。OK?」
警察 「OK!」
という(だけのしょうもない)申請で、その趣旨は
自動車の保有者等に、道路を自動車の保管場所として使用しないよう、自動車の保管場所を確保しなければ、自動車を保有できないものとした制度です。
(引用元)https://naiyoshomei.k-solution.info/2009/08/post_97.html
という(これまたしょうもない)もの。
個人的には「この令和という時代において、うるさく言わんでもみんなちゃんと駐車場確保してそこに止めるやろ。放ったらかしの車ががあれば、それを厳しくしょっぴけばよろしい。よって車庫証明制度は不要!」と思っているのだけど、性善説的すぎるだろうか・・・
閑話休題。
引っ越しをすれば、車の保管場所も当然変わるはず。ゆえに、警察の車庫証明がない限り、陸運局は申請を受け付けない。しかしながら、役所同士で相互に連絡を取り合う、なんてことはしてくれない。つまり、陸運局への申請と警察への申請は別々に手続する必要がある。うぉ、面倒くせぇ!
し・か・し!、「自動車保有関係手続のワンストップサービス(OSS)」というWebシステムを使えば、陸運局・警察への申請がまとめてできるらしい。
申請の添付書類は陸運局に持ち込む必要があったり、手続後の交付書類等の受け取りは陸運局・警察署それぞれに行く必要があるようだが、まともにやるよりかは楽なのではないだろうか。
早速、Webページにアクセス。すると、
いつでもラクラク、自宅で申請
という「うたい文句」が目に飛び込む。・・・この手のシステムでラクラクだった試しがないので、むしろ若干の不信感を抱いたのだけれど、警察に申請→陸運局に申請という二段階の手続を踏むよりかはマシだろうと思い、このOSSから手続きすることを決意した。マイナンバーカードを持っているので、電子署名はクリアできるし。
第1の関門:OSSというシステム
OSSからの申請を決意し、さっそくシステムの入口に立ったのだが。
入口の多さァ!ワシの手続きはどれなんじゃあ!移転登録と変更登録の違いとか素人にはわからんのよ!
メニューの多さに戸惑う。自分の手続きは、いったいどれなのか。Googleで調べると「所有者の変更+住所変更」の場合、「移転登録」を選べばよいらしく、それを選択。
無事、最初の一歩を踏み出した。・・・のはよかったが、以降も「ここ何を入れるんじゃぁ!」という難問のオンパレード。操作マニュアルは掲載されているけれど、「具体的に何を入力すればいいのか」という視点が欠落していて、使い物にならない。
結局、Googleでいろいろ調べながら、一つ一つ入力していく。攻略本がないとクリアできないひと昔前のゲームのようで、しんどい。
2時間程度、四苦八苦しながら、なんとか申請の送信まで漕ぎつける。ひとまず安心。
ただ、これ以降も、数々の試練が待ち受けていた…
コンパクトにまとめる文章力なんてないので続く
一つの記事でまとめるつもりが、(鬱憤も含めて)とても収まりそうな気配がないので、分割することにしました。また、続きを書こうと思います。
追記
続きはコチラ。
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