第116回天皇賞・秋追切チェック
どうもゲンコツでございます
これまてはウマニティの予想コロシアムで予想だけを投稿していましたが、
高松宮記念からnoteで追切チェックを書き始めました
(ゲンコツで検索すれば出てくると思われます)
スターズオンアースが右前脚の違和感で回避するとのことです
記事では1週前追切がうまくできなかったと書かれてありました
この馬がラスト1ハロン12秒も掛かるなんておかしいと思いましたが、
その不安は残念ながら当たってしまいました
早く立ち直って万全な体制で次走に期待したいですね
スターズオンアースは回避になりましたが、
天覧競馬にふさわしい豪華メンバーが集まりした
では、追切チェックを始めて行きますのでよろしくお願いします。
【高評価馬】
☆☆イクイノックス
この馬の調教といえば、美浦Dウッドでの追切を、
1週前だけルメール騎手、それ以外は助手が追切を行うのが基本で、
動画を見ると2週前まではのんびり走っているのですが、
ルメール騎手が跨ると馬はピリッとするのか、
馬なりでスピード感はあまりないのに、とんでもないタイムを叩き出します
今回もこのパターンの追切を行い、
1週前追切の全体タイムはなんと78.9秒‼自己ベストを叩き出しました
父キタサンブラックのように、4歳でもまだまだこの馬は成長しているようです
ただ唯一気になるのは、今週の追切は助手が行っているのに、
これまでとは違い少し気負っているように見えました
今年の春は初の海外輸送、ドバイシーマCは勝利しましたが、
初めて逃げるレースを試したり、
帰国してからは美浦坂路が使えないため、宝塚記念に向けて初めて栗東で調整を行い、
レースはこれまでにないタフな馬場を後方から追い込んで勝つという、
心身共にかなり厳しい環境で過ごし、100点満点の結果を出しました
追切の動きだけなら全く心配ないとは思いますが、
ルメール騎手の思い描いたレースをいつものように馬が応えてくれる状態なのかは調教だけでは判断しづらいです
☆☆ドウデュース
1週前追切はいつも通り栗東Cウッドで、
3頭併せでしっかり追われ、併走馬相手にきちんと先着しました
友道厩舎の調教パターンといえば、
1週前は栗東Cウッドでしっかり追って、
当週は栗東坂路を馬なりで折り合い重点の追切を行うのですが、
この馬はこれまで当週を栗東坂路ではなく、
ポリトラックコースや芝コースで追い切られていました
(それでもダービーでイクイノックスを倒しているので問題はありませんが)
しかし今回は友道厩舎の調教パターンの定番、
栗東坂路馬なりで初めて追い切られました
馬場の真ん中を堂々と馬なりで走り、たくましさを一段と感じます
タイムも後傾ラップでラスト1ハロン12.0秒と優秀でした
ドバイまで行ったのにアクシデントでレースを使えず無念の帰国
その後宝塚記念もパスし、このレースまで備えましたが、
明らかにこれまで以上に強いドウデュースが見られそうです
ただ心配なのがスローペースへの対応です
いい脚を長く使えるこの馬が、坂路でいい動きを見せたことで、
もしスローになっても鋭い脚を使えるのではないかと思いましたが、
後方になったり、内で包まれる展開でどこまで迫れるのでしょうか
スローになる根拠?もちろん今年は天覧競馬だからです
過去2回の天覧競馬で勝った馬の上がり3ハロンは、
エイシンフラッシュは33.1秒、ヘヴンリーロマンスは32.7秒です
去年日和った騎乗をしてしまった藤岡騎手騎乗のジャックドールでは、
厳しい流れを期待できそうにありませんので、
ユタカ騎手がタフな流れに持ち込めるかどうかです
☆☆プログノーシス
1週前追切の栗東Cウッドで、直線までゆったり走り、
川田騎手が仕掛けた瞬間、併走馬を一気に交わしてそのまま引き離しました
残り3ハロンからのラップが、15.1-11.2-11.3というとんでもない加速
札幌記念でいい脚を長く使えた馬とは思えないぐらい、
キレッキレの末脚を見せつけました
今週は栗東Cウッド単走馬なりで調整する追切でしたが、
掛かっているというより、俺が2強を倒すんだと言わんばかりの気合乗り
間違いなく絶好調で、キレ味なら2強を倒せると思っています
血統面でディープインパクト産駒とこのレースの相性が悪いと言われてますが、
ディープ産駒の牡馬は通常のローテで使っても、
古馬になると成績が落ちていき、距離適性も短くなる傾向があります
特にクラシックから休みなく使われる馬の古馬のG1成績は悲惨なものです
また走りやすいが一瞬の脚を使うことで心身共にすり減る、
東京コースにも原因があると思っています
ダノンキングリーは20年このレースで最下位の後、
翌年の安田記念まで休養した結果、勝つことができましたが、
ノーザンファーム産のディープ産駒は一叩きなんて不要なのでしょう
プログノーシスは国内G1は初出走、東京コースも初めてだと不安かもしれませんが、
私はむしろ心身フレッシュな状態で臨めるのは非常にいいことで、
過去のディープ産駒とは一緒にしてはいけないと思います
(ステファノスやフィエールマンも東京コースのG1はここが初挑戦、
スピルバーグとステファノスは国内古馬G1初挑戦がこのレースで、
3頭とも2着以内に好走しています)
【ジョーカー馬】
☆★ジャックドール
この馬はいつも動きがいいので、判断が非常に困ります
中間の追切本数が乗り込めているか次第だと思われますが、
東京コース、前日輸送が苦手の可能性も否定できません
パドックまで見ないとわからないというのが本音ですが、
正直買いたくはないです
☆★ノースブリッジ
この馬は1週前追切でも紹介させていただきました
今週の追切も美浦Dウッドで大きく離された併走馬を追いかけ、
最後交わせるかどうかまで迫りゴールしました
岩田騎手が逃げるようなことも言ってるようですが、
キレ味がないのは苦しいとはいえ、前へのマークが甘くなるとは思えません
私は番手に控えて直線で速めに抜け出すレースをしてほしいです
☆★ガイアフォース
最近伸び悩んでいるこの馬に陣営は賭けに出てきました
基本栗東坂路で調教を積んでいるこの馬が、
1週前に初めて栗東Cウッドで速い追切をやってきました
(ただラスト1ハロンはバテてしまいましたが)
気性が悪かったり、骨折後は坂路オンリーになりがちですが、
この一追いで変わってくるのかなと思ってましたが、
今週の栗東坂路での追切でラスト1ハロン11.9秒のキレ味を見せつけました
ノースブリッジほどではないですが、前走よりは上積みがあります
【危険馬】
★★ジャスティンパレス
この馬はプログノーシスと同じディープ産駒ですが、
G1出走歴が豊富で、休養も少ないので危険なディープ産駒だと思います
それは追切にも表れており、
当週追いを初めて栗東坂路でやってきました
しかも折り合い重視とはいえ、タイムはいくらなんでも遅すぎます
今回も読んでいただき、ありがとうございました
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