朝目覚めたら蟷螂になっていた
朝目覚めたら蟷螂になっていた。
昨日は友人達に初めて自分の彼女を紹介して、そのまま居酒屋でこれでもかという程にアルコールを浴びていた。
昨日の帰りの記憶は曖昧だけれど、ふらふらしながら彼女に肩を借りてタクシーに乗り込んだ……そんなボヤッとした記憶がある。
目が覚めて、身体を起こし辺りを見渡すと自分の後頭部の方まで見渡す事が出来た。スラっと伸びた二本の腕は硬いながらしなやかで美しさすら感じる。
蟷螂だ。
何故こうなってしまったのか、何故蟷螂に……今後どうしよう?
元に戻るのか?
彼女はどうなった……??
ふと横を見下ろす、布団の中。
彼女も蟷螂になっていた。
ここから先は
1,257字
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/33843627/profile_9233f531062c57289c9f4d6fde8d9244.jpeg?fit=bounds&format=jpeg&quality=85&width=330)
一話完結(たまに前後等でリンクするお話有り)のお話を毎週金曜日20時に配信しています。
一度ご購入頂ければ、現在配信中の全てのお話を読む事ができます。
THE CONNECTIVES
¥1,500 / 月
短編の詩集です。
いつも応援有難う御座います。竹渕はいつも皆様に支えられています。これからも生きる。