目に見えている世界が現実
目に見えている世界が現実……そんな事はわかっているよ。
でもそれが現実だと割り切るには、なんだかとても残酷だと思う日があったりもするんだよ。
息を吸って吐き出して、こうして生きている今現在。目を開いて見るこの景色。別に不満がある訳ではない、空が青く敷き詰められた晴れた日。
でも、この現実が何だか意地悪だな……なんて思う日だってあるんだよ。
目を閉じた時、暗闇で蠢く光を追ってみたり。頭の中で繰り広げられる物語に浸ってみたり。
そんな時間を愛したって良いじゃないか。それは勝手だと思うけれど。
そこにいる自分の方を好いている事の方が多いのだから。
だから私は、今日も目を閉じて、ありもしない場所で現実を描き出す。
私だけの世界を。それを " 逃げている " と思われても。
ここから先は
816字
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/33843627/profile_9233f531062c57289c9f4d6fde8d9244.jpeg?fit=bounds&format=jpeg&quality=85&width=330)
一話完結(たまに前後等でリンクするお話有り)のお話を毎週金曜日20時に配信しています。
一度ご購入頂ければ、現在配信中の全てのお話を読む事ができます。
THE CONNECTIVES
¥1,500 / 月
短編の詩集です。
いつも応援有難う御座います。竹渕はいつも皆様に支えられています。これからも生きる。