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あたらしい日々に向けて

小田玄紀です

先ほど、開示を行いましたがこの6月に開催される定時株主総会をもって、私がリミックスポイントの経営から退任することを本日決議いたしました。

5月1日付けで現在の取締役管理部長の高橋さんがリミックスポイントの代表取締役社長に就任し、私は取締役として6月の定時株主総会までは残りますが、定時株主総会以降は新しい経営体制でリミックスポイントは船出を切ることになります。

今回は代表取締役の引継ぎ期間や新体制への移行をスムーズに行いたいという考えから、通常よりも早い段階で新体制案として決議および開示をさせて頂くことになりました。

なぜ、このタイミングでリミックスポイントの経営から退くのかという問いに対しては、7年前に書いたブログに答えが書いてあります。

以下、2016年の株主総会で代表取締役に指名された際に書いたブログです。

ここにも書いてありますが、私がリミックスポイントの経営に関わるようになったのは『日本でもっと再チャレンジが当たり前になる世の中にしたい』という思いがありました。

2011年の東日本大震災を機に、多くの人の人生が変わりました。大切な人を亡くした方もいましたし、企業存続が成り立たなくなった経営者の方もいました。様々な人から悩みを聞いている中で、私自身が事業再生の道を歩むことになり、その過程でリミックスポイントの経営に2012年から参画することになりました。

当時は信用も、事業も、資金も、組織も何もなく、文字通りマイナスからのスタートでした。それでも一緒にチャレンジをしてくれる仲間が徐々に増えてきて、また、このチャレンジを支えてくれる株主の方も増えてきて、多くの人の支えがありリミックスポイントは2018年に一度時価総額1000億円を達成するに至りました。

一度、その段階で私も会長になり、経営から身を引く判断をしたのですが、その後に様々な出来事があり、続投をすることになりましたが、これからのリミックスポイントの成長を考えた場合に、私が継続して経営していくよりも新しい経営体制で取り組んでいった方が良いのではという判断をし、後任の高橋さんに打診をしたところ快諾頂きました。

幸いなことに、今のリミックスポイントは昔と違い、資金もあれば、事業も組織もあります。そして、何よりもこれまでの期間、社員がそれぞれの業界で培ってきた多くの信用があります。

これまでのリミックスポイントは業績が良い時は良いですが、悪い時は悪いと落差が激しかったです。今後は新経営体制において、現在の事業と手元資金を活用し、より安定的な収益基盤が構築していけると信じています。

もちろん、在任期間中にやりきれなかったこともたくさんあります。時価総額を含めた企業価値については、より高い水準を実現したかったという思いはあります。ただ、これからもリミックスポイントの成長を信じる一員であることには変わりありません。このタイミングで経営体制を刷新することが、企業価値の向上に繋がると判断をしたために今回の判断になったということをご理解頂ければ嬉しいです。

なお、私自身がこれから何をやるのかということはまだ明確には決めていません。2001年に最初の起業をし、2002年から社会起業家支援、2003年からベンチャー投資などをしてきました。

https://www.odagenki.net/blog01/

https://www.odagenki.net/blog02/

https://www.odagenki.net/blog04/

この辺りの詳細は上記のブログに記載をしているので、ここでは割愛しますが、今回リミックスポイントの再生を通じて、少しでも「再チャレンジの可能性」を感じてくれた方がいたら嬉しいと思いますし、これからについては今の社会情勢を鑑みながら、より日本が世界でのプレゼンスを高めていけるような企業の経営やプロジェクト、その他の活動を展開していくことになるのかなと考えております(なお、リミックスポイント以外の現在の仕事については引き続き続けていきます。そのためフリーになる訳ではありません)。

国際情勢も、テクノロジーの進化も、金融情勢も含めて変化の激しい時代です。これまでの価値観や常識が通用しなくなることが当たり前の世の中になってきました。私自身、1つの大きな変化になりますが、これからも社会の変化を創り出せるようなチャレンジをしていきます。

「変化を楽しみ、新しいスタンダードを創造する。」

これがリミックスポイントの理念でした。
この言葉をこれからも大切にしていきながら、ChangeMakerとして取組みを続けてまいります。

2023年4月5日 小田玄紀

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