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なかちゃんの波乱万丈の人生⑧



第8章


1伝えたい


登山のオフシーズンの冬場の体力づくりのために始めたフィットネス。

先生と出会ったことはもちろん大きかったのですが、

このエクササイズが私の人生の最終章に大きくかかわってくることになりました。


自分で自分の体を意識しながらエクササイズをするだけで
レッスン前とレッスン後では体形が変わっちゃうんです。

<人間の体の歪みってこんなにすぐ直るものなんだ>
って、びっくりでした。


立ち方・歩き方・普段の生活の中での癖。
そんなことが、

自分の骨格に影響を及ぼしている

なんて思ってもみませんでした。

(ふだんの生活のクセを直さないと元に戻っちゃいますが・・・)


腰痛が治ったこともあり、

だんだんと<みんなにも教えてあげたい>

と思うようになりました。


2夜間学校


<伝えたい>その思いだけで、

まずは身体のことを知るために

<夜間学校>へ通うことにしたのです。



この歳(50歳後半)で、学校へ行く。

しかも仕事の量を減らす。

ちょっと大冒険でした。


周りの人たちは

(まぁ、好きにやれば・・・)という冷ややかな反応でした。


最初の6ヶ月は講義、後半の6か月は実技。

生徒は私を含め3人だけ。


大学でも使っているという分厚い教科書。

覚えなければならないことが、てんこ盛り。

ガチガチになっている私の脳が、

すぐにも拒否反応を示しました。


教科書を開くだけで、眠くなっちゃうんです。

前の日に10個覚えても、次の日の朝には9個忘れている。

仕事から帰ってくると、ぜ~んぶ忘れていることも・・(笑)


6月と9月には試験があり、70点以上取らないと追試。

さらにお金を払って補講授業も受けなければいけない。

それでも合格しなければ、最初からやり直し。


(え~ん・・・)泣きたくなりました。


勢いだけで、学校に入った私には、

想像以上に高いハードルでした。


クラスメートの1人は実家の整体院を手伝っているという、

現役バリバリの30代の女性Aさん。

もう1人は、大手の病院で管理栄養士をされていて、

ご自身の股関節の病気を改善するために勉強されにきたという

60代の女性Sさん。


なので、お2人とも知識は豊富。


でもこの方たち、

私にとって最高のクラスメートだったのです。


管理栄養士のSさんは、

授業ごとにバランスのとれた差し入れを持ってきてくれました。

Aさんは、講義の内容をまとめたレポートをコピーし、

それに基づいて、テストの予想問題を作ってくれたのです。


クラスメートに支えられて、

なんとか2回のテストも無事に通過し、

前期を終えることができました。


Aさんは、前年度から入っていたため卒業。

Sさんは、実技なしの入学だったので、同じく卒業。


楽しく過ごした仲間とお別れし1人になった私は、

夜間から昼間の授業に移れないかと打診されます。


仕事のことも考慮してもらったのですが、


(仕事も学校も中途半端になってしまう。

ここまで来たからには、勉強を優先しよう)


ということで、仕事を辞めることにしました。


後半の実技の授業も、四苦八苦しながら

なんとかクリアし、

みんなに助けられながら、

やっと卒業に至りました。


勢いだけで、行動してしまいましたが、

やってみると何とかなるものですね。


でもこれも、周りの人たちのおかげでここまでくることができたのです。


私って昔から、

ピンチになると、誰かが助けてくれる。

周りの人にすごく恵まれているんですよね。


生かされていることに

日々、感謝!感謝!です。

この続きはまた明日・・・


今日も明るく・軽く・元気に過ごすことができました。

ありがとうございました。











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