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なかちゃんの波乱万丈の人生①


プロローグ

こんにちは。 なかちゃんと申します。

このお話は波乱万丈の自分の人生を、
つらいと思うようなことも学びとしてとらえることにより、
いろいろな方々に助けていただきながら、

乗り越えることができた。

今は

<心が元気なら、身体も元気に、そして笑顔になれる>
という思いを強くもち、世の中のひとのために、

自分にできることは何かを見つけ、

動き出そうとしている

私の自己紹介物語です。

よろしかったら最後までおつきあいくださいね。



第1章



1 これでも家族なの?

私は小学生まで、神奈川県の山に囲まれた小さな町で過ごしました。

(映画の「となりのトトロ」の中で、
さつきとメイが住んでいた村のような感じでしょうか。)


トンボ・せみ・かぶと虫などの昆虫はもちろん、
夜になるとホタルが飛んでくるような自然にあふれた所だったので、
私は近所の子供達をひき連れて、
1日中<虫取り網>を持ってあっちこっちかけまわっている子供でした。


それでついたあだ名は<棒ねーちゃん>笑っちゃいますよね。
虫取り網の棒からついたのですが、
今考えても<上手いっ>て思います(笑)

(誰がつけたんだっけ・・・?)


日中は元気いっぱいの私でしたが、夜中は恐怖の時間でした。

父がお酒好き、ギャンブル好きで、毎日のように酔っぱらって帰ってくるの
です。

機嫌がいい時はいいのですが、
悪い時は怒鳴り散らしたり母に手を出したり・・・

帰ってくる物音で目が覚めるので、
父が眠りにつくまでは、布団の中でビクビクしていました。

父の仕事がサービス業で、
日曜日も休みではなかったので、
家族揃って旅行したり遊んだりした記憶は全くありません。


2 山の学校からマンモス校へ


中学に入る時に父の転勤で引っ越します。

同じ神奈川県内でしたが、
学校は1クラス40人以上もいて1学年8クラスもあるマンモス校。

小さな田舎で過ごしてきた私には、圧迫感があり息苦しさを感じました。


初めてのテストのときは、もうビックリ!
学校へ行ったら、みんな無言で勉強してる。

(え~っうっそ~)

テストのために勉強するなんて、
田舎で育った私は考えもしなかったのです。

結果は言うまでもなく、散々なものでした。


父はというと、転勤になってからも、

お酒、ギャンブルは相変わらず続いていました。

家族の生活よりも自分の遊びを優先していたので

私たちの生活は、母のパート収入で支えられていました。


そのため我が家は、見た目は普通でも中身はかなり貧乏な生活でした。


高校受験の時も、お金がかかるから私立は絶対ダメ!

公立高校に入ることが絶対条件でした。


マンモス校で埋もれていた私にとって、

これはかなり厳しいものでした。



3 家庭崩壊

それでも何とか公立高校合格!
(フ~!やれやれ)です。

しかし1年くらい経った頃、思いもしない状況に追い込まれます。


今まで住んでいた家(社宅)から出なくてはいけなくなったのです。

頭金も無い中、父はマンションを買う選択をします。

新しくローンが増えたので、
(この機会に父はギャンブルをしなくなる)
と思いました。


その後私は高校を卒業して、
運よく金融機関に就職することができました。


(これで少しは母に苦労をかけなくて済む)


お給料天引きで少しずつ貯金して、半分は家に入れ、
残ったお金で遊ぶようになりました。

同期の人達や先輩と、食事に行ったり旅行したり、
今まで閉じ込められていた箱の中から、
やっと抜け出してこられたような楽しい時間でした。

でもそんな楽しい時間は、長くは続きませんでした。


父のギャンブルによる借金が膨らみ、
住宅ローンの返済が滞り、
私の勤務先にまで消費者金融会社から電話が
かかってきたのです。

手がブルブル震えるくらいの衝撃でした。

(何でこうなるの~!!)

でもそんな私を上司や先輩、同期の人達が皆で支えてくれたのです。


上司の助言もあり、

母や弟を置いていくのは心配でしたが、

家を出て独立しました。


それから数年後、
父と母の離婚が成立し、母と弟と3人で住めるようになり
ようやく借金地獄から抜け出せたのです。

(その後結婚、2人の子供に恵まれ、
平凡ながら幸せな家庭を築く....)

THE END...  のはずでした。


続きはまた明日・・・

ここまでお読みいただきましてありがとうございました。



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