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JPT広島森林公園ロードレース Day2JPT

クラス:Jプロツアー
開催地:広島森林公園
日程:9月27日
距離:72km
天候:晴れ

出場チームメイト:281中島康晴、282山本元喜、283椿大志、284新城雄大、285山本大喜、288トマ・ルバ


レースレポート

今日のレースは昨日の半分の距離の72km。
距離が短いことで、サバイバルレースにはなりにくく、キナンとしては如何に他の選手の脚を削るか?という事が課題になった。
目下の課題はマトリックスの急激なメンバー補強に対してどう対処するか?
マンセボ選手とキンテロ選手の連携を崩す手段を見つけない限りは、今後の勝ちに繋げていけない。
逃げも視野に入れつつ、集団の状況を見ながらレースを展開することになる。

今日も号砲でレースがスタートする。
昨日はスタート直後に少し集団内に埋もれてが、今日はしっかりと前をキープする。

先頭から5.6番手で下りに入り、軽くローテーションに加わりながら下りをこなしていく。
かなりペースが速く、ガンガンコーナーも攻めていく。
集団は一列棒状で続き、分断は生まれず。
時折ペースが緩みながらもアタックが頻発する激しい展開。
昨日の感じとは違い、逃げを打とうという選手が結構多い印象だが決まらない。
そのまま1周目の三段坂へ突入する。
ペースは緩まず、かなり踏みながら三段坂を登り続ける。
この日、三段坂の麓から頂上までのパワーが一番高かったのは1周目で、4分16秒間405W。
約5%ほどの勾配2kmを平均時速31kmで登り切っている。
コースを走ったことがある人は分かると思うが、半端なく速い。
登りの途中の時点で集団にかなりの負荷がかかっていることは明らかだった。
これは分断のチャンスかもしれない、と判断し最後の登りで自分が麓から一気にアタックし、頂上まで踏み切った。
集団を木端微塵にするつもりで全開で踏み切ったが、8人くらい残っていた。
当然パワーも半端なく出ており、40秒間627W
9%近い登りを時速29kmで駆け上がっている。
付いてきたメンバーを確認するために後ろに下がる。
キナンからは椿が一緒に来ていた。
ブリッツェンのアベタカさんと椿が先に行くが、他の選手は少し車間を切って牽制になる。
後ろを見ると集団は1列で追ってきている。
前の2人に合流してもいいが、自分が逃げに入っているとメイン集団に確実に追われて潰れる。
かといって、今、前に自分と一緒にいる選手は逃げたいというより、自分に先行されたくない、という選手が多いように見え、協力して逃げれるようには感じられない。
つまり、自分が前の2人に追いついたところで、他のメンバーも一緒に追ってくるが、恐らく強調して逃げは作れない。
という事はキナンとしては、椿とアベタカさんの2人逃げを作ってしまった方が良い、と判断する。

牽制をかける他の選手と一緒に集団に戻り、逃げ2人とメイン集団という構図が出来る。
そこからはマトリックスのコントロールが始まる。
結構良いペースでのコントロールで登りも淡々と踏み続けるような感覚で走り続ける。
2人の逃げとのタイム差は1分を切るぐらいで維持し続けていたので、前も踏めてはいたのだが、逃げに選手を送り込めていない右京やブリヂストン、ブラーゼンらもコントロールに入っていたので、いかんせん人数的に不利。
トマと話をして、逃げに椿が入っているので、自分達はアタックすることなく、集団が疲労するのを待ち、逃げが捕まってから攻撃を仕掛ける、ということになる。
個人的には逃げ切りも期待していたのだが、ラスト2周に入ったところで逃げが捕まる。
そこからマトリックスがトレインを組んでペースを引き上げる。
アタックの動きに備えるためにキナンで固まって集団の前方を維持する。
三段坂に入り良いペースで登り続ける。
集団がバラバラになるほどのペースではないが、中々脚に来る。
しかし、今日の自分は昨日と打って変わって脚の調子が良くなっている。
というよりも、昨日のコンディションが悪すぎた。
これは仕掛けるしかない、と三段坂の最後の坂でアタックに行くとトマとタイミングが被る。
ここで躊躇しても意味が無いので、そのまま踏み続けて山頂を通過。
下りもハイペースローテーションを回して、集団の人数を絞りにかかるが、緩い下り区間で必死に追ってくる選手も多く、かなり大きい集団に戻る。
距離が短いこともあり、オールアウトで遅れる選手が少ない。

ラスト1周に入る前に、小石、阿曽、大前選手の3人が抜け出すが、ラスト1周の下りとアップダウンでのホセ選手の牽きによって全員捕まる。
追っている最中にマンセボ選手が前に上がっていき、それにピッタリとキンテロ選手が追従していた。
今日もこの二人はガッチリと連携して動いている。
3人が捕まってからは昨日と同じようにキナンが波状攻撃を仕掛けるが、やはりマンセボ選手に潰される。
集団一つのまま、三段坂へ。
下りでアタックした中島さんが先頭で踏み倒して集団を引き延ばし、登り始める。
登りの途中で大喜が増田さんとアタックを仕掛けるが、マンセボ選手が先頭で追い続けて捕まる。
集団一列状態で、最後の登りへ向かう。
ここでアタックするしかないだろう、と考えていたので、アタックを仕掛けたが、逆サイドからトマも動いていた。
この場合は自分が一緒に動くよりも、トマに単独で抜け出してもらった方が勝機がある。
特にマンセボ選手とキンテロ選手が動きにくいように、若干被せる動きをしてトマが抜け出せるように寄せてみたが、躱されてトマを追う選手たちと共に二人が追っていく。
自分も踏み直して、分断される集団に残れるように頂上をクリアする。
アタックしてから34秒間609W
頂上通過時に先頭を見ると、トマとマンセボ選手とキンテロ選手が抜け出している状態。
それを分断された集団が追う状況。
自分はトマ達から2つ後ろの集団。
追いつけるだろうが、すぐという訳にはいかない。
前の様子を見ているとキンテロ選手がアタックする。
マンセボ選手とトマが牽制し、キンテロ選手単独先行の形。
少しして自分達が追いつくが、キンテロ選手を追う動きは起きていない。
ここで牽制でも起きようものならキンテロ選手に逃げ切りが確定してしまう。
瞬時に追うしかない、と判断し自分が先頭に出て全力で追う。
集団が付いてきている気配はあったが、ここで交代しようとして、渋られでもして牽制状態になっては意味が無いので、自分の順位は無視して全力で追い続ける。
キンテロ選手に2連勝させることだけは阻止したい。
単独で全力で踏み切り、キンテロ選手との差を完全に詰め切った。
中継映像でどれだけ映っていたかは知らないが、自分一人でキンテロ選手のアタックを潰した。
数値的には1分13秒間305W。
アウタートップ固定の98回転で平均時速59.4km。
詰め切ったのは良かったが流石に脚が残っておらず、ゴールに向けて加速する集団からは遅れてゴールした。

キナンとしては雄大が脚を温存できていたので、ゴールスプリントに絡めれば良かったのだが、ラスト1kmで起きた落車に巻き込まれてゴールスプリントは出来ずに終わった。


感想

昨日よりも格段にコンディションが上がっていたので良かった。
マトリックスの連携を崩せなかったので、今後にどう対処するかが課題になる。
この2日間では個人の成績も出せていないので残念ではあるのだが、良くも悪くも動きが悪い訳では無い。
JPTもいよいよ終盤戦なので、残る大分2戦と群馬の経済産業大臣旗で同勝負できるかが重要になると思う。


キツさレベル


きつかったが、距離が短かったので、限界という感じでは無かった。

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